どうも。こんんばんは。モノブログDXです。いかがおすごしでしょうか。٩( 'ω' )و
ぼくも「2019トキメキ祭り」に投稿します!( 'ω' )
ぼくのテーマは「昨年の自分より、『考えが変わった』『印象が変わった』メディア」TOP3の紹介です。メディアなので、カルチャー、番組、小説といったものであります。あとですね、ちょっと社会派なものも少しあります。
そして、めちゃめちゃ長いです。
それでは、第3位から発表です。٩( 'ω' )و
ガイナックス(エヴァンゲリオンの制作会社)の創設に関わった元代表取締役、昨年で還暦を迎えられた岡田斗司夫センセのコンテンツが今年、考えが変わりました。
肩書きがたくさんあって今はオタキングという会社の社長さんで、さまざまなメディアに露出した過去があり、昨年Youtubeで知ってニコニコ動画で、放送を聞いていました。
一般的なメディアとの違いに、1時間超えの生放送・録画放送でかなり長く、濃いです。面白くて見ている理由に、ここから例え話なのですが、「経済」の話をするときに「金融ニュース」のみの説明だと、実際はわかりにくいところがあります。
ニュースを読んでも「ヒト・モノ・カネ」の構造まで描かれていないとわかりにくいことが多く、そういった構造的なプレゼンテーションが面白かったのがぼくの印象であります。
そして、岡田斗司夫センセは「カルチャー」を中心に取り扱い、時代背景、時系列、時代風俗といったものを全て説明してから、現代にいたるまでの流れと今後の説明をしています。
ただ、オタクが語るカルチャーなので、経済という学術寄りなものより、ずっとディズニー、ジブリといったものが中心です。アメリカンコミック、ガンダムといったものまで、どっぷりハマるオタクな中年男性の放送が今年面白かったです。
それでですね、ぼくの面白かった放送はハンバーガー史です。( 'ω' )
観た気になれる抜粋であります。
・ハンバーガーはそれまで、作るだけでも時間がかかる「ひき肉」を安価に効率よく作ることができる産業革命とともに発展したのが一つ。
・バーボン(とうもろこしから作るウィスキー)はアメリカとイギリスの戦いの独立戦争で生まれた。背景はアンチイギリスとして、スコッチは大麦から作るウィスキー。
・アメリカって社会福祉がそこまで優遇されていないので、すぐに医療機関にかかることができない。さらに1900年代アメリカって歯を磨く文化がなく、4本程度しか歯がなくて硬い肉が噛みきれない人が多い、そんな労働者たちにひき肉の柔らかさから提供されたのが一つで、当時のハンバーガーは栄養価のある食べ物だった。
といったぼくは文化史が面白かったです。( 'ω' )
実は昨年ですね、わたくし体を壊しまして、栄養の管理をするために食事の勉強をしていました。でも、栄養のことばかり考えて食事をすると、食事が美味しくない感じがしてくるので、今年は自炊をもっともっとレベルアップしたく、料理番組をテレビ・オンデマンドでよく観ていました。( 'ω' )
観たテレビの料理番組は、
・「今日の料理」
・「グレーテルのかまど」
・「レイチェルのスウェーデンのキッチン」
●テレビ朝日系列
・「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」
●TBS
・「噂の東京マガジン」『やって!TRY』
を観ていました。( 'ω' )
いちおう、日本テレビ系列の「ZIP!」の『MOCO'Sキッチン』も面白くて見ていたんですが、ここ2年でZIP!からイケメン2人がいなくなりまして、最近まで観ていたのはこの5本とYoutubeの料理動画『速水もこみち公式チャンネル』であります。
それぞれ、ぼくの解釈のなかでですが、料理番組には強みがあり、講師陣も全然出身が違います。( 'ω' )
「今日の料理」
料理番組としては老舗で60年以上放送されており、講師は「栗原はるみ」「コウケンテツ」「きじまりゅうた」といった「料理研究家」のセンセが中心になっています。オイスターソースの工夫を知りました。
他にも今日の料理ビギナーズは、「出汁の取り方」「味付けの順序」といった基本的な作法が中心です。
「グレーテルのかまど」
役者・瀬戸康史が、ナレーターの女の子の「かまど」と一緒にデザートを作る番組です。食事はほとんど出てきません。甘い物が中心です。
お菓子を作りながらお菓子の背景を追いかけるっていうのも面白かったです。
「レイチェルのスウェーデンのキッチン」
NHKで放送されていますが、イギリスBBC系の番組です。
フードライターのレイチェル・クーがヨーロッパの都市と郊外の生活をし、伝統的な料理とデザートを作る番組です。たまに料理研究のためにお店にバイトに行きます。
カメラが日本の撮り方と違って彩りのしっかりした撮り方しています。パプリカにとうがらし、レイチェルの唇が真っ赤に見えます。
「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」
上沼恵美子と講師のセンセが料理を作る番組です。他に「一緒に食べに来るゲスト」がたまにいます。
講師のセンセは、調理専門学校のセンセで、上沼恵美子の「センセ?もうこれ、いれていいんでっしゃろか?」、センセ「そのですね。入れ方にはコツがありまして。」という団地の料理教室な感じの番組であります。
野菜にお米を洗う時、ボウルの上にザルを置いて上から水をかけて洗い、そのまま持ち上げると、水が切れていくのを学びました。今まで手で洗ってそのまますぐにぶち込んでたんです。
「噂の東京マガジン」『やって!TRY』
都市部でロケに出かけ、全く料理のできない女の子に料理をさせて、その失敗した様を映したあと、スタジオでプロの料理人がやってきて、料理を教えてくれる、というバラエティ仕込みな料理コーナーです。
講師のセンセは、銀座の割烹・麻布のイタリアン・横浜の中華といった1人当たりの客単価が8000円ぐらいのお店から、大臣賞を受賞したようなゴリゴリのプロの料理人が料理を教えてくれる番組です。
みんなお店やってる人たちなので、基本の食事に付加価値のようなもの、なんていうのかな?手間に、工夫がされているものがほとんどです。蒲焼の手軽さを教えてもらえて、梅干しと大葉の相性が良かったです。
ちなみに、噂の東京マガジンは日曜昼間の娯楽ワイドショーで、その週の週刊誌の見出しを紹介する家族番組です。
「速水もこみち公式チャンネル」
もこみちニキが料理をする動画です。
料理の説明をするときに、とってもよく出てくる3つの言葉があって「ちょっぴり大人な」「お酒に会う」「食べごたえのある」のワードがよく出てきます。もこみち35歳で、若いんです。揚げ物と少し味の濃い物が中心です。かぼちゃのニョッキを観て、ニョッキの手軽さを知りました。
さて、ここでですね、ぼくのなかの力の物差しで料理番組の難易度をそれぞれを表にしてみました。まず、前提です。ぼくは男の一人暮らしで、まともに1つ1つ計って料理する自炊歴は2年程度と考えてください。
力の物差しは
・「時間帯」:昼に食べるか、夜に食べるか
・「伝統的か、創作的か」
・「習熟のしやすさ」:毎日の食事にどう取り入れることができるか
・「難易度:難しい・簡単」
です。
ぼくの中での難しさはこんな感じです。
NHKはそこそこスーパーに並んでいる物が作りやすく、長い目で見ても足のつきやすい(傷みやすい)ものとの応用が効きやすいところがあります。甘いものは食べないので、レイチェルと、かまどは入れていません。
上沼恵美子のおしゃべりクッキングはお昼ご飯でも食べられる印象で、油っぽくない、流れを踏まえてあり、覚えやすいです。もこみちほどになっていくと、ワインを開けるような、パーティに出てきそうな料理が多くなってきます。
もこみちはやっている作業は難しくないです。しかし、チーズの王様、パルミジャーノ・レッジャーノをグレーター(チーズおろし)で下ろしていくところがあり、チーズに香辛料はコメントでは手に入らないとあるのですが、
パルミジャーノ・レッジャーノに香辛料ってそこそこ保存の利く物で、関東の人であれば成城石井、今やAmazon・楽天、近所の卸問屋直営に聞いてみれば、なんとか売っているものがあります。
そして、ぼくのなかではやってTRYが一番難しい印象です。
なんていうのかな?料理の難易度をぼくの中で測るときに、その「手間をかける」という、仕込みに入る、お弟子さんがいたなんて『そこにかける時間という代替が効かない』ものが入っていることが多く、さらに基本的な料理に「付加価値をつける」というビジネス的、革新的なもの含めてお店の料理を教えてもらえる感じがします。
ゆずの皮の白い部分を取って線のように細かく刻み、香りを添える「針柚子」、仕込みに時間がかかる「山椒の佃煮」、かつおだしにさらに鰹節を入れて香りと旨味を加える「追い鰹」といった、味噌汁のパック出しから煮干しへとなかなか卒業できないぼくは、その日だけ覚悟を決めてやることが多いです。
ただ、やってTRYは手際がとても綺麗で、魚を下ろす時の手で持った時の感じで、魚の背骨の関節と関節を見抜き、決まった力で「頭を落とす」ということも観られます。出刃包丁の切り口がとても綺麗でこういった手際も含めて面白いです。( 'ω' )
これらが勉強になって、ぼくのキッチン周りが大きく変わりました。٩( 'ω' )و
今までぼくボトルからそのまま計量カップに入れて使ってたのですが、「誰でも使えるキッチン」を目指しコンロ周りの収納がガラッと変わりました。下の棚には瓶詰めがあります。٩( 'ω' )و
後ろのスプレーとディスペンサー(注ぎ口が三角のやつ)は料理酒が入っており、スプレーは焼き魚のときに「シュッ」と吹きつけておくと、身が柔らかく仕上がります。料理酒の入ったディスペンサーはチャーハンの完成後、鍋肌にかけると、食感がよくなります。
花椒(かしょう:ホアジャオ)は中華山椒(Chinese pepper)です。ドンキにイオンで売っていて、ぼく豆腐料理の麻婆豆腐が好きなんです。合わせ調味料を買わず、豆板醤、豆豉、半ねりの中華スープを使って月に4回は食べます。その仕上げに振ります。この辛さがヤミツキ。٩( 'ω' )و
最後に今年上半期とても面白かった本です。社会派な内容で、お金の話です。( 'ω' )
今年、元読売新聞社、社会部記者だった「清武英利」の小説『プライベートバンカー』が面白かったです。
まず税金の話ですが、この本の中で説明されている日本で最も高い税率は『相続税』です。資産(お金を生み出すもの)のなかには、車・宝飾のほかに、企業・株・債権・不動産といったものがあります。
その中で、ビジネス・投資でかなり儲け、毎日遊んで暮らせるような生活を手に入れた人が最終的に相続を考えます。しかし、日本で最も高い税が相続税で、3億から50%、6億以上から55%の相続税がかかります。
この、1代で成金に、『1代で3世代分稼いだ』と言われ、遊んで暮らしても、所得税もろもろを考えて、2・3世代ニートってできないんです。
そこから目減りしない節税として、日本の法律をくぐり抜けるために、1年の半分を外国で過ごし、5年間(この本が出てから10年に変更になった)、日本から離れている必要があるんです。そこでタックスヘイブン(タックス:税・ヘイブン:回避地)に超富裕層が移住をし、彼らの資産を管理・運用するプライベートバンカーの内容です。
そして、タックスヘイブンの中には、シンガポール、香港、マレーシア、タイといった都市があり、この本の舞台は、シンガポールです。カッページの焼き鳥屋とか出てきます。
そういった内容であります。この本は何冊か刷新されており、元の本が2016年印刷、ぼくが初めて買った今年のものは、2018年の昨年のもので加筆・修正、著者と佐藤浩一との対談が入っていました。
・主人公のプライベートバンカーは超富裕層の資産を管理して信託報酬(カストディアン・フィー)をもらう元証券マン。超富裕層の個人向けの資産を管理し、日本と海外を行き来して、BOS(バンク・オブ・シンガポール)というプライベートバンキングのサービスで働いている
・資産額5千万〜1億円未満が準富裕層、富裕層は資産額1億からで、これらをアッパーマス層、5億以上を超えると超富裕層と呼ぶ。バンカーは準富裕層の資産1千万は相手にせず、チンピラ扱い
・超富裕層のライフスタイルが入ってて、2億の生命保険の話とか出てくる
そして、ここからはぼくが面白かった内容であります。
シンガポールには日本人向けの商業施設があります。そこは日本人オアシスと描かれていました。そこには、最も大きい日本人スーパーで輸出入小売業の明治屋があります。
そこの明治屋には、「今日は仕事終わりに寿司で1杯やりたい!」というシンガポールで働く日本人サラリーマンの駐在員が、空輸されたパック寿司を買っていくようで、そのスーパーに日本で相当儲けて一世を風靡したタレント、メディアに露出して嫉妬で叩かれたような新・富裕層が帽子を目深に被り、
「俺にかまうな」という雰囲気を醸し出しながら同じレジを通して納豆とめざしを買っていくそうです。
この本の取材当時は、整形外科医と結婚したフリーアナウンサーの中野美奈子に、ビジネス投資した松居一代、ドンキホーテの代表だった安田隆夫代表もシンガポールにおり、二万四千五百人いる日本人ムラですぐに噂になるようです。
そして「親子殺害を依頼された男の告発」という章では70代の元病院長がバンカーに殺されかけるという話もあります。
元病院長は病院を売却し、不動産投資をして儲けます。しかし、家族兄弟がみんな亡くなり「日本は過ごしにくいところ。もう身内はいない。見限った。」としてタイに移住し、永住権を獲得します。彼には60代のうちにできたタイの現地妻との間の小学生の娘がおり、妻はオランダの男に寝取られて、いなくなってしまいます。
はたから見たらお孫さんのように見える6歳の子供をつれた元病院長は、小学生の娘さんに相続させようとするのですが、彼の担当のすごい優秀なバンカーに「ジイさん一人、転がってても誰も気がつかねえ」として300万をかけて殺し屋に依頼される、お酒に毒物を紛れさせ殺されかけます。
そこでバンカーは会社からいなくなり、逮捕されます。
そして、最終的に元病院長が脳出血で倒れるのですが、身寄りがないので、病院に駆けつけてきたのが著者なんです。そこで『娘さんどうするんですか?!頑張るっていったじゃないですか!』と問いかけるところがあります。
そして、元病院長が亡くなってからはタイにあったベンツが消えて無くなり、マンションの管理事務所が手続きに入ります。そしてこれが、加筆された章「元病院長の最後」に描かれていました。昨年の6月の話のようです。
そんな実話で、実在の人物の声を聞き描かれた小説「清武英利著」の『プライベートバンカー』でした。この本を読んで、お金の考え方がガラッと変わりました。お金持ちになると必ずしも幸せになるとは限らないんです。めちゃめちゃ、エグかったです。(´ω`)
さらに、メディアの見方にインターネットの使い方がかなり変わりました。日本の超富裕層はほんとに日本にいない可能性があります。マレーシアに移住したガクトも、もしかしたら、節税のためにクアラルンプールに住んでるのかもしれません。ドバイに移住したぶち抜く投資家もそんなことを考えているのかもしれません。
そして、タックヘイブンとされる都市の移住ブログ、お店の紹介の見方が変わり、純粋にその国が好きというわけでもなく「VIPルーム完備」のワードに何かが繋がる感じがしました。
ただ、日本人超富裕層はみんなVIPな地域に移住が目的ではなく「骨を埋めるのは日本」と考えている人が多いようです。
この本を読んで、お金に関する個人に焦点を当てたメディアって、検索するとだいたい決まった雛形があることにも気がつきました。
貧困のニュース
Aさんは貧困です→今はこれがダメ→実は幼少期からこれがダメだった→前提を全て捨てて「政治が」という大きな話題に←Fin!!
お金持ちのニュース
Bさんはお金持ちです→日常生活のすごいところ→実は幼少期からこれがダメだった→自分の思うに「成功とは」という「俺一流話」←Fin!!
儲かる本から成功・優勝・貧困示唆ジャーナリズムっていうのはかなり溢れていて、こういったメディアの雛形(テンプレート)に気がついたことに、考え方が変わりました。
そして、芸能人の発言に見方も変わり、Twitterが具合悪くなるものになりました。
行動から発言に脱税・税逃れの疑惑の出てきちゃう人って結構います。租税回避法人のパナマ文書でも小室哲哉が有名ですし、今年も税を申告しなくて見なくなった人がいました。
そして、そういったタレントに、知名度のある人がワイドショーに出て公務員を叩いて、さらにTwitterでそれを観たファンが公務員を叩くっていう現象があります。広報に属さない行政は叩かれることって結構多いです。
それなのにファンのうち何人かが「富裕層にも課税を!」というつぶやきを引用し述べ始める、でもプロフィールに「〇〇のファン」っていう、こう、いろんな線がつながってくるとTwitterが具合悪くなるツールになりました。
他にも「個人事務所が別にあるタレント」がワイドショーで生活保護といったセーフティネットを前に、『政府が』『今の日本が』と放送される映像に、こう、肝心な何かが剥がれていく瞬間があり、こういうのも具合が悪くなってくる部分が出てきました。
そこから溢れる情報の取捨選択がほんとうに下手くそなのでネットニュースがマジで使いこなせなくなり、月に何回かだけ、コンビニで右寄り・左寄りまとめて新聞を買って週末読むようになりました。
普通こんな読み方しないです。ただ、毎月取っても一人だと読み切れない自信しかないし、これで月に600円程度、すげえ情報の受け取り方が不器用なんです。近所のコンビニの店長のオヤジに「勉強熱心だねぇw」ってヨイショされます。
こういったお金の話で考え方が変わるのに、2017年末は佐伯良隆著の『日本人が教わらなかった知っておきたいホントに大事なお金の話』を読み、お金を「魅力」「魔力」「暴力」として捉えた哲学的な話を読んでから「ワシ、どれだけお金と付き合っているのか」と家計簿をつけるようになりました。
そこから今年、プライベートバンカーを読んで、また一つお金の考え方が変わって「ああ。何か勉強してできることを増やそう」と思った年でもありました。
そんなぼくの2019年にトキめいたものTOP3であります。長かったですねー!( 'ω' )
それではまたどこかでお会いしましょう。
モノブログDXでした。٩( 'ω' )و