こんにちは、初心者部のもずくです。
取説5-2では次世代のウェブであるWeb3.0を紹介をしました。
今回紹介するDAppsとは、Web3.0の上で動くアプリのことです。
Web3.0の話と内容が少し似ていますが、アプリ開発の視点から再度Web3.0を眺めてみましょう。
DAppsは、Decentralized Applicationsの略で、日本語では「非中央集権・分散型アプリケーション」と呼ばれます。
シンプルに「分散型アプリケーション」と呼びたいところですが、その呼称は別の概念を指すために既に使われているので、「非中央集権」を付けて区別しています。(区別していないブログ等も多いですが…)
DAppsの読み方は「ダップス」です。「ディーアップス」と呼ぶ人もいますが、英語圏ではダップスで統一されつつあるみたいです。
表記は、「dApps」や「ÐApps」、「Ðapps」とも書かれます。
最後のsは複数形のsなので、単体のアプリを指すときはDApp(ダップ)と表記されることもあります。
Web2.0における個人データの問題については取説5-2で取り上げたので、ここではアプリ開発の視点からみてみましょう。
Web2.0におけるアプリ開発の問題は、アプリの開発元(=中央集権)の力が大きすぎることです。
彼らが開発したアプリなので大きな権限を持つのは当然なのですが、アプリがより広く普及するためには外部の開発者たちの活躍が欠かせません。
例えばTwitterのように、外部の開発者の作った非公式アプリが選べたり、botや診断メーカーのような面白いサービスが提供されたりすることで、Twitter界全体が盛り上がっていきます。
しかし、開発元は自分たちの利益や都合を優先するので、外部の開発者にはなかなか辛い状況である…というWeb2.0の現状が上図に描かれています。
それは巡り巡って、私たちユーザの不利益に繋がります。
Twitterの非公式アプリが投票機能やグループDMを持たないのは、その開発者がサボっているのではなく、Twitter社がその機能を提供しないからです。
これがWeb3.0のアプリ(DApps)になるとどのように変わるのかみてみましょう。
これまで開発元が専有してきたデータが、Web3.0では誰でも利用できるようになります。データの処理方法(サービスの仕様)もきちんと決められて、開発元が独断で変更することはできません。
アプリそのものが中央集権型から非中央集権・分散型へとシフトすることで、外部の開発者が安心して開発を進められるようになり、私たちユーザに提供される選択肢も増えます。
もちろん開発元にもメリットがあります。
DAppsには、ALISトークンのように、そのアプリ内で利用されるトークンが存在します。トークンは、アプリを利用したり開発したりする過程で使用され、また、アプリの外でも流通させていくことで価値(価格)を生じます。
開発元はそのトークンを一定以上保持しているので、トークンの価値が上がることで収益が得られます。
開発元がアプリの資源(データやプログラム等)を独り占めせず、みんなでどんどん広げて盛り上げていったほうが、開発元・外部の開発者・ユーザのみんなが幸せになれるというわけです。
まさに、Web3.0なら三方良し、ですね:)
Dappsについてより詳しく知りたい人は以下の記事もどうぞ。
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