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Twitterのリツイート数にトークンをbetして報酬を得るという、すごくおもしろいアイデアが動き出しました。
私もまだちゃんと仕組みを理解したわけではないのですが、以下のサイトにいって「ウォレット」というタブをクリックするとTwitterアカウントと連携されます。
簡単な説明は上記サイトの「はじめる」のところに書かれているのですが、ここでも説明したいと思います。
このサービスでトークン(マーリン)を受け取るには、ユーザとマイナーという2種類の立場からのアプローチがあります。
どちらもTwitterを利用したのもので簡単なのですが、Twitterだけで閉じるという意味では、ユーザとして参加するのがわかりやすいです。
1. このツイートはRTが伸びそう…と思うツイートを探します。もちろん、自分のツイートでも構いません。
2. そのツイートに「#twicashTest」というハッシュタグを付けて引用RTします。
3. 一定期間内に、その引用したツイート(ハッシュタグをつけた引用RTも含む)のRT数が2倍+αになったら報酬(マーリントークン)がもらえます。
ここで、3の「一定期間」というのは「ブロックが4つ生成されるまで」です。
また、3の「α」というのは現在 3 です。つまり、元々0RTのツイートを選んでも、最低でも3RTされないと報酬はないということになります。
ただし、この期間設定やαの値は今後調整されていくと思います。αについては今後 20 になるとすでに宣言されています。
より高度な使い方として、自分のトークンをbetして報酬額を上げることができます。
#twicashTestというハッシュタグの後ろに半角スペースを挟んで数字を入れます。その数字がbetするトークン量です。
例: #twicashTest 5
なお、betしたトークンはその時点で残高から差し引かれます。
もし残高よりも多いトークンをbetした場合は1マーリンのbetに強制変換されるそうです。
これで、前述の一定期間の間に、RTが2倍+αになればより大きい報酬が得られ、倍にならなければbetしたトークンは戻ってきません。
ちなみに、ハッシュタグにbetの数字を書かなくても1マーリンをbetしていることになるのですが、betした時点で1マーリンもらえるそうなので、残高がなくても参加できます。
残高がなければ、単純に #twicashTest というハッシュタグだけ付けてRTすればOKということです。
ブロックチェーンなので、当然、マイニングによる報酬があります。
twicashでは計算力を使うような作業は(たぶん)発生しないので、正確にはマイニングとは呼ばないかもしれませんが…
参加するには、じおまーりんのウェブサイトのウェレットタブのところから、「マーリンを受け取る」というオレンジ色のボタンを押します。
すると、「証明ツイートが終わったら」というダイアログが現れるので、「UPLOAD」というボタンを押します。
※一番最初はポップアップがブロックされると思うので許可してください。
これで以下のようなツイートが自動的に生成されるので、送信ボタンを押してツイートします。
#twicashMinedというハッシュタグがマイニングに参加しますというタグです。後ろの72という数字はマイニングしたいブロックのナンバーです。
72番目のブロックをマイニングしますよ…とツイートで公言するという仕組みもおもしろいですね。
で、うまく承認されるとこんな感じでブロックが繋がっていきます。
ブロックのオーナーに自分の名前がついていたら、マイニングに自分が成功したということです。当然、他の人が勝つこともあります。
みんながマイニングしようとするので分岐も生じるみたいです。
74番のブロックに入ったトランザクション(#twicashTestをつけたツイート)も、一応有効みたいです。
少なくとも、この74番ブロックに含まれた私の報酬確定の記録は有効になっていました(後述)。
得られた報酬はじおまーりんのウェブサイトのウェレットタブの「もっているトークン」というところに表示されます。
現状、4ブロック進まないと報酬は確定しません。長いように思いますが、その期間がRTを稼ぐ期間でもあるのです。
いまのところ、マーリントークンを引き出したり送ったりはできないようです。
さて、せっかくなのでブロックの中も覗いてみましょう。
じおまーりんのウェブサイトのチェーンタブに先程のブロックの図がありますから、どれか適当にクリックすると、こんな感じでデータが記録されています。
※表示の都合上、2列にしていますが1列です。
numberがブロックナンバーで、直前のブロックはinheritからリンクされています。
この図でいうと、72というinferitの数字をクリックすると、直前の72番ブロックに飛びます。
こうしてブロックがチェーンになっています。
scoresというのが現在の各ユーザの獲得トークンのようです。
これ、全員並んでいくとするとすごい長さになりそうなので、そのうちハッシュとか使って要約するのかな…?
txsというのはトランザクションで、#twcashTestタグをつけたツイートがこうしてブロックチェーンに登録されていきます。
長い数字はツイートIDで、クリックするとそのツイートが表示されます。
RTされた数やbetの額も表示されていますね。
resultsは報酬が確定したツイートです。
txsに登録されてから4ブロック後(登録されたブロックも含めて4ブロック)に、RT数の結果が記録されます。
たとえば、私のツイートは71番ブロックのtxsに記録された後、74番ブロックのresultsで報酬が確定しました。
このときはRT数が「2倍+3」以上になっていたようで、無事に12マーリンいただけました。
RTしてくださった皆さん、ありがとうございます:)
なお、10分に一度というペースを守るビットコインとは異なり、twicashのブロック生成速度は、現状では #twicashMined ハッシュのついたツイートの頻度で変わるようです(たぶん)。
つまりRT数をカウントする期間がその時々で変わってしまうということですね。
基本的に運試しの遊びです:)
私の把握しているかぎりでは、Twitterの機能を利用した初めてのブロックチェーンサービスでした。
※tipmonaなどはトークンをTwitterから利用する仕組みなのでちょっと違う。
極度妄想さんは普段から難しいことをツイートしてるな~と思っていましたが、こうして触って遊べる形でそれが出てくると楽しく理解できますね。
このサービスについては、まだわからないところもたくさんあります。
例えば、ブロックチェーンのマイナーは、本来はその計算力を使ってトランザクションの検証などをするわけですが、twicashではツイートするだけっぽいです。それだとマイナーになるネガティブな要素がないので(ボタンを押す手間はありますが)、マイニングで稼ぐほうがRT数のbetをするよりお手軽に稼げるような気がするなぁ~とか。
とまあ、今朝登場したばかりのサービスなので、どんどん改善されていくはずです。200ブロックで早速ハードフォークするそうですし😆
改善されて落ち着いたらまた改めて紹介したいと思います。
こういうのがどんどん増えてきたら、ブロックチェーンとか仮想通貨とかしらない人も楽しめますね。