もずくです。
タイトルだけ見てもなんのこっちゃ…ですが、記事を読んでもたぶんなんのこっちゃ…だと思います。
何が起こったかというと…
ということが起こったのです。
なんのこっちゃ…ですよね。
ほとんどの人が「使ったことない」というこの変換/無変換キー、五指の中でも一番耐久性のある親指で最も押しやすい位置にあります。
つまり、変換/無変換キーを駆使すれば、キー入力を格段に高速化しつつ、腱鞘炎に悩まされることもない…という夢のようなタイピングライフを送ることができます。
有名どころでは「親指シフト」という日本語入力方法があるのですが、ちょっとマニアックなので気になる人はググってください。
親指シフトとRealForceの関係はこのあたり↓の記事を参照です。
一般の人でも便利だと思うのが、変換キーを「IMEオン」、無変換キーを「IMEオフ」にする方法です。(IME≒日本語入力)
Macではコマンドキーの単発押しをIMEのオン/オフに変えている人もいるかもしれませんね。
Windows(IME)の設定から試せるのでぜひやってみてください。もう戻れなくなります。
ちなみに私は変換/無変換キーを修飾キーとして使っています。
例えば、「変換or無変換+I/K/J/L」でそれぞれカーソルキーの「↑↓←→」を押したことになります。コピー・カット・ペースト・削除などもすべて「変換or無変換+○キー」でやります。
これをすると手をホームポジション(キーボードの中央)から動かす必要がありません。「変換or無変換+b」でウィンドウも切り替えられるのでマウスもほとんど触りません。
さて、そんな変態さんの話はいいとして、タイトルにあるRealForceの話もしておきます。
RealForceは東プレという会社が発売しているキーボードです。
日本製ですが、標準的な形のキーボードとしては世界一のキーボードといっても過言ではないでしょう。
2万円以上するキーボードですが、ブログを毎日書いているような人は絶対にキーボードに投資したほうがいいと思います。腱鞘炎になったら商売あがったりですから。
スイッチに「静電容量無接点方式」という構造を使っていて、文字どおり接点がないので何年もヘタりません(バネは入っているのでそれがヘタります)。
元々は銀行などキーボードを業務で使用するところで使われてきたものなのですが、2000年頃だったか、それを一般向けに売り出したのが始まりだと認識しています。
そして、世の中のキーボードが次々と変換/無変換キーを隅に追いやるなか、このRealForceという世界最高峰のキーボードは変換/無変換キーの位置をベストポジションに維持してきました(というよりバージョンアップしませんでした)。
変換/無変換キーを活用する人たちとって、RealForceはすべての意味で最高のキーボードだったのです。
それが、RealForceのバージョンアップによって変換/無変換キーの位置が改悪されてしまった…というのが今回の事件です。
変更は2年前の2017年6月に行われていたようなのですが、RealForceは本当にヘタらないので買い換えることがなくて全然気づきませんでした。
ということで、RealForceの後釜を探す旅に出ることになりました。
まず第一候補は、Happy Hacking Keyboard Proです。
HHKBの相性で親しまれるこのキーボード、Pro版はキーがRealForceと同じ静電容量無接点方式です。というか、東プレがキースイッチ(キーの中身)をPFUに提供しています。
私もHHKB Proを一時期愛用していたのですが、キートップがやや小ぶりなことと、変換/無変換キーが小さい(普通のキーと同サイズ)ので、RealForceに完全移行していました。
ですが、今回のRealForceのバージョンアップでキートップのサイズも似たような感じになり、変換/無変換に関してはHHKB Proのほうがマシになってしまいました。
お次は富士通のリベルタッチというキーボード。
レイアウトが旧版のRealForceに似ていて、変換/無変換キーの位置・サイズ共に合格です。でも静電容量無接点方式ではなくて、普通のメンブレンなんですよね。あとフルサイズ(テンキーが付いている)はでかい。ということで、却下。
Twitterでオススメされていたエスリル。
こういったエルゴノミクスキーボードもかつてはいくつか持っていましたが、ノートPCと違いすぎるので結局効率が悪くなってしまうんですよね…
誰か、ノートPCのキーボードの上において使えるエルゴノミクスキーボードを作ってほしい。
ちなみにコーディングだけするなら最高峰はKinesisだと思います。
私もKinesisだけ触って生きていける世界線で生まれたかった。
そして世の変態さんたちは自作キーボードに走っているようです。
分離型がメイン。分離型、すごく肩が楽なんですよね~
ということでいくつかキーボードの紹介までしましたが、実はHHKB Proはすでに2台持っているし、なんなら旧版のRealForceは3台も持っているのでそれを使えばいいんですよね。
それだけあればたぶん一生新しく買わなくてもいいはず…
あとはTwitter上での阿鼻叫喚(というほどでもない)をひたすら貼っておくぞ…