先日、非常に興味深いツイートを見つけました。
<引用元> Sho T氏Twitterより
インフルエンサーという言葉は最近よく耳にしますが
「マイクロインフルエンサー」という言葉は
あまり聞きなじみの無い方が多いかもしれません。
Sho T氏のTwitterを引用させていただくと、
マイクロインフルエンサーとは
・行動する個人(単にフォロワーが多いわけではない)
・イベント主催者(15人以上の規模で3回以上開催)
・コミュニティー運営者(10人以上の組織)
・クリエイター(ファンが10人以上)
・特定領域でのエンゲージメント率が高い
と定義されています。
今日はそんな「マイクロインフルエンサー」に関して
お話していこうと思います。
目次
1-1 マイクロインフルエンサーの定義
1-2 コミュニティーとマイクロインフルエンサー
1-3 インフルエンサーマーケティング
1-4 仮想通貨界隈に潜む「共感」の化け物
1-5 ALISとマイクロインフルエンサー
「マイクロインフルエンサー」とは一般人でもなければ、
トップインフルエンサーでもない。いわば狭間の存在です。
上記の図をご覧ください。
これはTwitterでのフォロワー数を軸に
ピラミッドグラフで分かりやすくしたものです。
SNSの中でTwitterを採用したのは、ALISとの親和性がもっとも高いからです。
このフォロワー数の分類わけは諸説ありますが、
さほど重要とは感じていません。
その理由は、<後編>で詳しく述べようと思っています。
今回とけいが作成した図の「マイクロインフルエンサー」では、
フォロワー数を1,000~10,000人と暫定的に定義しています。
ALISで3強と呼び声高い
「アリスマン」「毛根女子」「しまりす」
この猛者達はみな「マイクロインフルエンサー」という層に
現段階では属しています。
必ずしもTwitterフォロワー数とALISの人気がイコールとは言いませんが、
少なからず相関関係にはあると考えています。
マイクロインフルエンサーになるためにはどうすればいいのか。
答えはありません。
ただし、共通点はあります。
もう一度、Sho Tさんの定義を見てみましょう。
・行動する個人(単にフォロワーが多いわけではない)
・イベント主催者(15人以上の規模で3回以上開催)
・コミュニティー運営者(10人以上の組織)
・クリエイター(ファンが10人以上)
・特定領域でのエンゲージメント率が高い
以上5つの項目から見えてくることは何でしょうか?
それは創造物でもアイデアでも行動力でも
何かを発信しているということです。
発信力を持つ者に賛同者やファンがつきだした時、
「マイクロインフルエンサー」になり得るのです。
そしてコミュニティーには、このマイクロインフルエンサーが欠かせません。
なぜならコミュニティーの発展には、
有意義な議論が必要であり、能動的なメンバーが欠かせないからです。
その要素がマイクロインフルエンサーには詰め込まれています。
おもしろいアイデアが創り出されるケースは、
異なる分野のマイクロインフルエンサーが真面目に議論した時です。
「ALIS」は部活動や個人の活動を含めて、このような土壌が形成されつつあります。
もし仮に、この上記の要素をある程度満たしているのに
マイクロインフルエンサーになりきれていないという場合は、
継続力か発信力のどちらか、または両方が足りていないということになります。
ここでインフルエンサーの影響力を用いた
新たなビジネスモデルをいくつか紹介していこうと思います。
株式会社リム・ジャパン
この会社ではInstagramでの投稿者、通称「インスタグラマー」のインフルエンサーのプロデュースを行っています。
リム・ジャパンの創業者、竹花貴騎氏によると
新聞や雑誌などの既存メディアの広告媒体よりも
効率のよい広告媒体を探し求めたところ、「Instagram」に目が留まったそう。
インタビュー記事はこちらから
インスタで重要なのはフォロワー数ではなく熱烈なファンの数 専門家に聞くインフルエンサーマーケティング
新時代のマーケティングはSNSのインフルエンサーの影響力から
共感を生みだしていくシステムであることがよく分かります。
そして新時代のインフルエンサーマーケティングの代名詞、
「youtuber」に関しても触れないわけにもいかないでしょう。
UUUM(ウーム)株式会社
youtuberの最大手の会社になります。
最高顧問のファウンダーとしてHIKAKIN氏がいることでも有名です。
新しい仕事として5年ほど前から、とけいは分析していましたが、
ここまでの市場規模になるとは当時、想像もしていませんでした。
youtuberはチャンネル登録者が一つの指標になります。
HIKAKIN氏はヒューマンビートボックスの動画から
youtuberのキャリアをスタートさせて、マリオのBGMの動画で大ヒット。
海外の視聴者にもその存在を認識され始めます。
ですが、日本向けの商品紹介にマーケティングをシフトしていき
着実にファンを獲得。
現在ではゲーム実況なども含め、小さい子供を中心に圧倒的な人気を誇ります。
今では社会的認知度も向上し、たくさんのクリエイターがこの会社に所属しています。
彼らユーチューバーの動画の中にも、商品紹介やスポンサーの動画が最近よく目につくようになりました。
仮想通貨界隈にも目を向けてみましょう。
まだ業界含めて、コミュニティー全体がニッチであり発展途上です。
そのため、まだまだ世に与える影響力は小さいです。
ですがその小さなコミュニティーにもインフルエンサーは生まれつつあります。
その中でも取り上げたいのはこの方。
通称「逆神」・「黄色い悪魔」ことぽんぽん氏です。
ここまで記事を読むと「インフルエンサー」になるためには
何か有益なことを発信しなければならないと思った方も多いことでしょう。
話はそう単純ではありません。
ぽんぽん氏は現在Twitterで、12000を越すフォロワーがついています。
そんな彼女(彼or逆神)の魅力は何でしょうか?
それは「共感」です。
基本的にぽんぽん氏の日常のツイートは
何かの仮想通貨を買う→価格が急降下→「ぎゃー」と叫ぶ→損切り
のリズムで、心地よく呟かれています。
有益な要素は何一つありません。
それでも見ていて楽しい。
ファンはみるみるうちに増えていきました。
ぽんぽん氏のTwitterには「エンターテインメント」と「共感」という
新時代のマーケティングに必要な要素が盛り込まれています。
そして何よりまねできない「個性」が強烈に光っています。
ぽんぽん氏はこの「共感力」でラジオのゲスト出演まで果たしています。
このようなスタイルがあるという事を紹介するために
ぽんぽん氏を例に挙げさせていただきました。
ぽんぽんをもっと詳しく知りたい方は個人ブログの記事をどうぞ
黄色い死神、逆神の「ぽんぽん」
これからのALISには「マイクロインフルエンサー」の力が
必要不可欠になっていくと思います。
「信頼の可視化」を志すALISは、
そもそも可視化する何かを持ったユーザーにその意見(ポジション)を提示してもらうことが大前提です。
そのためALISの中である程度、人気や影響力を得ようと考察すると、
「マイクロインフルエンサー」を目指す戦略に
思考的には似ていくことになると思います。
分かりやすいので「Twitter」を例に挙げて紹介してきましたが、
「ALIS」独自の指標が出てくれば今後はその数値でもある程度、
基準が設けられていくでしょう。
記事での獲得ALIS数が、現段階では分かりやすいのかもしれません。
ただ別に全員が「マイクロインフルエンサー」を目指したほうがいいとは思っていません。
大事なことは「インフルエンサー」の発信力でまわりだす新しい経済が起こってきている事を知り、その上でどう行動するか考えることだと思います。
何もしないのも一興。
「インフルエンサー」ではなく、「マイクロインフルエンサー」をあえてピックアップしたのもそのためです。
そんな新しい経済が
「ALIS」をまわしだす日も近いのかもしれません。
後編ではより
「ALIS」と紐づけた「マイクロインフルエンサー」を考察していきます。
後編の目次
1-6 マイクロインフルエンサーとスイミー理論
1-7 なぜ今のALISにマイクロインフルエンサーが一番必要か?
1-8 発信力より求心力
1-9 仮想通貨界隈からトップインフルエンサーを生むには
1-10 インフルエンサーとDecentralized
<参考URL>
マイクロインフルエンサーとは?特有のコミュニティに強いSNSマーケティングの秘訣
<参考人物>
Sho T氏 「マイクロインフルエンサー」の定義