日中の暑さに
しなびている
とけい(@nonbiritokei)です
さて、今回は通貨の歴史に関してお話していきたいと思います。
通貨を歴史的に見ていくと、一つの発見があります。
通貨としてもっとも最初に使用されていたのは、貝殻や石だとされています。
初期に通貨として使用された理由は、自然の中で希少とされた素材だからでした。
そこから文明が発展を遂げるととともに通貨も形を変えていきます。まず農業の発展により「物々交換」が浸透していきます。つまり、商品自体が通貨になっていきます。
この商品自体を通貨にすることは非常に理にかなっていましたが、持ち運びの面で不便さが露呈し始めます。
そこで、出てきたのが「金」や「銀」です。金や銀は非常に耐久性に優れており、持ち運びも非常に便利です。そこに「刻印」の技術が加わります。
当初は金や銀そのものを通貨としていましたが、鋳造して形を整えたり、刻印されたものが通貨として流通していくことになります。
そして、グーテンベルクの「活版印刷術」により通貨は紙幣へと移っていきます。
グーテンベルクは、ドイツ生まれです。
彼は1445年頃に金属活字や油性インク、ブドウを絞るための圧縮機など当時最先端と呼ばれる技術を駆使して「活版印刷術」を発明しました。
この発明は中世ルネサンスにおいて、羅針盤・火薬に並んで三大発明と称されました。
活版印刷術の発明によって、それまで手書きのみでしか行えなかった情報伝達の可能性が一気に広がりました。書物に情報を印刷できることで多くの人が、さまざまな知識を得られるようになりました。
その結果、情報伝達速度は急速に上がることになります。
この技術を通貨にも活かした結果、現在でも使われている「紙幣」が誕生するのです。
このように通貨に使用される技術は、当時最先端と呼ばれているものが利用されてきました。
時代は進み、インターネットの普及により情報伝達速度はさらに向上しました。そして、新たに「ブロックチェーン技術」が考案されました。
このように、歴史を振り返ってみても、ある意味自然な流れでこの仮想通貨は誕生したと言えます。
今までと大きく異なる点は、目に見えるモノではなくなるという点です。この変化は今までの通貨の歴史を見ても前例がないため、仮想通貨に反感が出てくる事は当然かもしれません。
ですが、いつの時代も振り返ってみると最先端の技術には懐疑の目がつきものでした。
仮想通貨とブロックチェーン技術もしっかりと段階を踏んでいき、誰もが当たり前のものとして受け入れられるその日まで見守っていきたいです。
次回もお楽しみに!