<とりあえず、アリスマンに叫んでもらった>
初めて「アトミックスワップ」と聞いたとき、何かの必殺技かなと思いました。
「もっと必殺技みたいなイラストなかったかな…」
「…!」
【アトミックスワップ キーック!!】
はいそんなわけで、
今回はアトミックスワップについてお話していきたいと思います。
アトミックスワップを用いると第三者を介する必要なしで、遠方の相手との仮想通貨取引可能になります。
また、信用リスクも一切ないという画期的な技術のことです。
・例えば、Aさんは3BTCを50LTCに交換したいと考えています。
一方で、B君は50LTCを3BTCに交換したいと思っています。
このような状況において、アトミックスワップを利用することでAさんとB君は互いのコインを交換することが出来ます。
このことが実現することで、従来のシステムを打ち破る未来を考えることが出来ます。
第一に、第三者の仲介を省略できることです。
中央の取引所を通さずに、コイン交換が安全に出来ます。
また、異なる仮想通貨同士での取引が可能であるため、さまざまな選択肢をユーザーに与えてくれます。
また、第三者を介さずに取引が完結できるという点において、不正や改ざんのリスクをなくすことを減らすことに繋がっていきます。
実際に2017年にはビットコイン・ライトコインなどの間で、アトミックスワップは実際に行えることが確認されました。また、スマートコントラクトを使用したケースにおいて、
ビットコイン・イーサリアム間でのアトミックスワップも確認が取れています。
まず、それなりに取引手数料がかかるという点です。
アトミックスワップは、オンチェーン処理の手法を取っているため、取引手数料がかかってしまいます。
また、ビットコインのケースだと、スケーラビリティ(容量)問題も抱え込んでいるために、手数料も高騰気味であることは目を背けられない問題です。
次に、現段階では限られた仮想通貨でのみ取引可能という点です。
現状、アトミックスワップはすべての仮想通貨で行うことが出来ません。
ある一定の条件を満たしているコインのみが、この技術を使用できるという課題が残ります。
アトミックスワップが普及していくためにも、この課題は改善していかなければならないと思います。
全ての仮想通貨でこの技術が使用できないと、魅力は当然半減します。
手数料の問題についても同じです。
現在、スマートコントラクトを用いたアトミックスワップが精力的に開発・実験を行っている最中です。
将来、非常に楽しみですね。
次回もお楽しみに!