2017年の登山記録です。
杉の原スキー場を過ぎると、通行規制のゲートが。警備員の話によると道路拡幅工事で夜間9:00から5:30まで通行止めだという。えー、聞いてないし。ゲート脇の駐車場にはすでに5〜6台の車が待っていた。妙高と火打の2座を登ろうと思っていたのに、出発が45分も遅れた。
糸魚川市の登山マップによると黒沢橋付近に水場マークがあるが、探せど湧水は無い。どうも沢の水を汲むらしい。沢水は積極的には飲みたくない。
最初はブナ林、十二曲を登るとオオシラビソ林、富士見平分岐を火打方面へ行くとダケカンバ林と植生の移り変わりが面白い。ダケカンバの間からようやく火打山が見えた。そうだ、影火打まで行くと焼山の展望が良いのではないか、出発が遅れたし妙高へは行かず代わりに影火打へ行ってみよう。
ダケカンバ林を抜けると登山道に水が流れていた。湧水だった、ここでボトルを満たんにした。そこからしばらくで高谷池だった。ハクサンコザクラが群生して、池の周囲が赤く見えていた。
高谷池から少し登ると天狗の庭。ここも大小の池が多数点在し、バックには火打が。すてきなところだ。イワイチョウやワタスゲもたくさん咲いている。写真はあとでゆっくり撮ろう、ここまでゆっくりしすぎた、急がないとガスが湧く。しかし、この逆さ火打は撮っとかないと後で見られんかも知れん。
多種多様な高山植物が登山道脇に咲くが、写真は後にしてどんどん登って山頂に到着。すでに雲が湧いて妙高も黒姫、戸隠も隠れていた。
山頂を過ぎて影火打へ向かう。行く手を見るとなにやら登山道が黄色い。近づくとそれはミヤマキンポウゲの群生だった。
すごすぎ、まるでキンポウゲの海というか川の中を泳いでいるようで、なんだかおかしくなって笑ってしまった。花って人を笑顔にするんだなぁ。
影火打の向こうの小ピークを少し下ると焼山の展望の良いところがあった。湧き踊る雲をしばらく眺めていたら、少しだけ姿を見せてくれた。焼山も行ってみたいところだが、山頂周辺は入山規制となっている。(2018/11規制解除)
焼山を待っている間に火打にもすっかりガスがかかってしまったが、花の写真には影響ないのでゆっくり撮りながら戻る。すばらしいお花畑で、火打に登るなら絶対に影火打まで行くべきだと思った。
下山は、黒沢池へ回る。こちらも広い草原地帯でワタスゲが見事だった。
山は様々な風景を見せてくれ、体感させてくれる。驚きと感動と喜びを与えてくれる、そんなところだと今日の山行であらためて感じることができた。
2017/7/21金
5:45 笹ヶ峰登山口
8:40 高谷池
10:00 火打山
10:30 影火打 11:10
13:15 茶臼山
13:40 黒沢池
15:20 登山口
距離 22.2km
高度上昇 1465m