鳥取県の三朝(みささ)温泉は、全国的にも有名なラジウム温泉です。ラドン含有量が世界一と言われています。温泉宿の中では依山楼岩崎が一番規模も大きいので入りたかったのですが、日帰りは15時までですので、三朝館に寄りました。1000円。
殺菌は塩素ではなく紫外線照射で行われているので、源泉そのままと言ってもいいでしょう。大勢の人が入るホテルの温泉は、源泉量によっては殺菌されていた方が安心です。露天風呂には大きな岩が置かれて、上から滝のように源泉が勢いよく流れ出ていました。ちょうど夕食時で宿泊客は誰もいず、私のような日帰り入浴客が数名で静かにゆっくり入れました。露天風呂のすぐ横に三畳ほどの畳コーナーがあって休めます。三朝温泉は少々熱めのお湯なので、長く入っていられません。畳コーナーで身体を冷ましてまた入ったりしました。
ここの温泉は飲用可です。かすかに硫黄臭?があって、ほんのり甘みが感じられます。さっぱりとしてごくごく飲めます。胃腸の働きを良くし、食後に湯飲み一杯が適量です。三朝の人たちは入浴や飲泉効果で、ガン発症率が全国平均の半分以下になっています。
小さな温泉街にお好み焼き屋、ラーメン屋、カラオケスナックが数軒。射的とスマートボールができる娯楽場は浴衣を着た宿泊客で賑わっていました。一方、向かいの寄席は誰も入っていないようでした。
三朝温泉のシンボルといえば川沿いにある無料の混浴露天風呂です。夜は人がたくさん入っていました。はっきり言って橋の上や近隣の建物から丸見えです。夜明け頃なら人も少ないだろうと入りに行きました。
足湯の向こう側が露天風呂です。真ん中で仕切ってあって手前がぬるめ、向こうがパイプから源泉が流れていて熱めです。ぬるめの方が長く入れて気持ち良いですが、なんかゴミ?が混じっているようでした。地元の人でしょうか、4〜5人入っていたので写真は撮れませんでした。
よく見るとひとりは女性でした。年配の夫婦です。ふたり一緒に先に上がられたので、あまり見ないようにむこうを向きますと、私の対面にいたずいぶん太ったオジサンがジ〜ッと見ています。それを私が見ています。
おいおい、あんまりじろじろ見るなよ、失礼でしょ。
おい、いつまで見てんだよ。
お〜い。
露天風呂から上がったら車で移動し、株湯という飲泉所でペットボトルに温泉を詰めました。ここの飲泉所は24時間出しっぱなしのようです。温泉を飲んだことが身体に影響を与えたのか、増富ラジウム温泉同様、あとでおならがたくさんでました。(2018.6入湯)