大阪に行ったついでに山に登る。
駐車地から生活道路を進み登山道に入る。しばらくは沢水の流れる天狗谷を歩く。虫除けスプレー、防虫ネットを持参したが意外に虫は気にならなかった。この時期、地元の里山では虫がまとわりついてうっとうしい。耳の穴や口の中に入ってくるほどである。時にはブヨの襲撃を受けることもあるので油断ならない。ここは虫が少なくそれだけで快適だ。
木陰で水が流れる涼しい谷を離れ階段を上る。木漏れ日の中、きれいに整備された木段を尾根へと上っていく。
尾根上からようやく葛城山の山頂が確認できた。しかし、展望が得られたのはこの場所のみ。
尾根から登山道は斜面をトラバースして水平に山頂方向に向かう。途中モミジイチゴがたくさん! たわわに実っていた。
山頂は広々ときれいに整備されている。土曜の午後なのに、人は2人しかいなかった。なんで? 結構展望もよく、よい山である。
大型の低気圧が全国に雨を降らせていて、カッパ着用覚悟で登った。幸い晴れていたが、下界を暗くする嫌らしい雲がどんどん迫ってきていた。
山に旬があるとしたら、この山の旬は5月だろう。山頂付近にツツジの群生地があり結構な広さである。立派なツツジで散策路がツツジの下を縦横に伸びており、背丈より高いツツジのトンネルをくぐっていける。
花の咲く時期には大勢の人が訪れるだろうが、今日は誰もいなかった。売店も閉まっていた。人は旬が終わると見向きもしないのだろうか。
下山途中、奈良方面に虹が現れた。チコちゃんでどうやったら虹が見られるかってやってた。運らしい。きれいだなーと眺めていたら黒々した厚い雲からポツポツと雨が落ちてきて、ついに本降りとなった。カッパを着ずに傘を差して下山した。
水越峠に出ると雨が上がった。太陽が雨に打たれた樹木と林道を照らす。木々についた水滴がキラキラ光り、林道アスファルトのあちこちで蒸気が上がった。
2019/6/15土
13:35 青崩駐車地
(天狗谷コース)
15:08 葛城山頂 15:30
16:25 水越峠
16:50 駐車地
総上昇量 730m
距離 7.8km