どんもです。
この記事の続きです。
はい、ビットコインがやっぱりビットコインしてますね。
パチパチパチパチ(拍手喝采)
さすがパブリックチェーンの王様です。
やっぱりビットコインこそパブリックチェーンの申し子、パブリックチェーンを体現する始祖ですね、ウエイウエイ。
さて、ビットコインの話題はここまでにしといて、まずはタイトルの前半部分を回収していきます。
どうやら中国の習さんがブロックチェーンについて言及したらしいですね!
中国語記事はこちらだす。
おおよその内容は、日本語の上記ツイートを見てワクテカしてもらうとして、僕が今回取り上げたいのは、習さんが公共行政サービスに言及したこの部分です。
要探索“区块链+”在民生领域的运用,积极推动区块链技术在教育、就业、养老、精准脱贫、医疗健康、商品防伪、食品安全、公益、社会救助等领域的应用,为人民群众提供更加智能、更加便捷、更加优质的公共服务。要推动区块链底层技术服务和新型智慧城市建设相结合,探索在信息基础设施、智慧交通、能源电力等领域的推广应用,提升城市管理的智能化、精准化水平。要利用区块链技术促进城市间在信息、资金、人才、征信等方面更大规模的互联互通,保障生产要素在区域内有序高效流动。要探索利用区块链数据共享模式,实现政务数据跨部门、跨区域共同维护和利用,促进业务协同办理,深化“最多跑一次”改革,为人民群众带来更好的政务服务体验。
まあ、要するにブロックチェーン使って公共行政サービスの質をあげようぜっと、そんなようなことを習さんが指摘してるわけです。
上記中国語の記事で、習さんは他にもこんなことに言及してます。曰く、ブロックチェーン技術は金融/IoT/AIなんかと融合するやべえ技術だぜ!だから研究開発もっとしてテクノロジーをバージョンアップさせてブロックチェーン技術の国際的な主導権握って!ルールとかも作っちゃおうぜ!人材育成もしようぜ!とか言ってるっぽいです、が、この辺のことは前々から中国でもよく言及されてたので、特段驚きはありません。
でも、ですね、今回、習さんが公共行政サービスにブロックチェーンを使用する可能性に言及したことは、おっしゃ!ついに"中国はブロックチェーンを使用した独立国家の夢をみるのか!?"と、僕の連載記事タイトルが回収できる可能性をぐっと高めてくれたわけです、それは嬉しかったですよ、さっそく僕はALISにログインして文字をカタカタ打っている次第です、ありがとう、習さん。
さて、何処から話し始めるのが適切でしょうか。
まず、断っておきます。ここから先は、僕の妄想話に入ります、なので、習近平はんがブロックチェーンに言及した事実だけ知りたかった人は、もう❤だけ押して帰ってもらって結構です。
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僕の妄想、先に結論を示しますね。
僕はですね、こう思ってるわけです、中国は、アメリカや他国に干渉されない、真の独立国家になろうとしている。
そして、そのためには、ブロックチェーン技術が必要不可欠である。
ちなみにそのときに中国で使用されるのはコンソーシアム型ブロックチェーンです。
だってパブリックブロックチェーンだと、中国だけでコントロールしようと思ってもいろいろと攻撃されちゃいますもん。
この辺のことは、中国元が真にオープンな通貨となっていないことと同義ですね。
コンソーシアムブロックチェーンなら、中国だけでコントロールしつつ、しかも中国内にあるコンソーシアムという"閉ざされたパブリック"を実現することが可能なわけです。
この"閉ざされたパブリック"ってのはすごい重要で、つまり閉ざされているために国外から干渉されず、かつ、閉ざされた内側はパブリックである擬似的な非中央集権すらも実現できるかもって話なわけです。
え?これ最強じゃね?
僕が考えた最強のブロックチェーン!
これがこの連載記事の締めになるわけですね。
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ええっと、パブリックチェーンとコンソーシアム型ブロックチェーン、そしてプライベートチェーン。
ブロックチェーンには、いろいろなタイプがありますよね。
たとえば、ほら、キリスト教、イスラム教、仏教等々、宗教にもいろいろなタイプがあるじゃないですか。あと、そうそう、資本主義、社会主義、自由主義等々、イデオロギーだっていろいろありますよね。
そんな感じなんです、ブロックチェーン界隈にもいろんなカタチが存在していて、人々は理想と現実とスキャムの間で揺らいでいるわけです。ふらふらふらふら。
ごめんなさい。例えが下手だったかもしれません。
ライブラ?リブラ?
フェイスブックも仮想通貨やるらしいっすね。
ちらっと聞いた話だと、最初はコンソーシアム型ブロックチェーンだとか?
え?頓挫しそうなの?
ザッカーバーグが、なんか言ってたの?
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ええっとですね、まず、パブリックブロックチェーンのプロジェクトって、立ち上げなんか特に、いろいろと難しいんですよね。
誰かが言ってたけど、パブリックブロックチェーンだとどうしてもトークンを使用した金銭的インセンティブによってシステムが回転していくから、投機的な価格の乱高下から逃れられないわけなんですよね。
この金銭的インセンティブによるシステム運営を取り除いちゃうと、パブリックチェーンは成り立たない、なんて話もあってですね、ああ、悩ましいってなるわけです、だってほら、本当はみんな、パブリックチェーンが良いわけでしょ?非中央集権!これでしょ?みんながロマンとして追っているのって、非中央集権でしょ!?
コンソーシアム型ブロックチェーンを使用することによって、プロジェクトはうまーく進んでいくことができるかもしれません。だってさ、ブロックチェーンの王様ビットコインちゃんを見ればわかるじゃない、王様のくせに、簡単に1日10%とか乱高下しちゃうのよ。もうこれからはビットコインって単語を乱高下って意味で使えるんじゃないかしら、そう思わない?おいらはそんなビットコインちゃんが大好きだけどさ、ビットコインちゃんが完璧な存在ではないってのもまた事実なわけですよ。
アリスも、いまはプライベートブロックチェーンなのかな?
アリスもフェイスブックも、パブリックブロックチェーンに後々移行するって言ってるよね?だってさ、パブリックチェーン、かっこいいもん、みんなそこを目指したいわけですよ。現実的にはプライベートブロックチェーンやコンソーシアム型ブロックチェーンで始めても、やっぱり目指すのは非中央集権なんですよ、みんな。
で、ですよ。
僕の与太話ですよ、果たして、中国が独立国家になるにあたって、そこで使われるブロックチェーン技術はパブリックチェーンなのか問題ですよ。
さっきも申し上げたとおりですね、それはパブリックブロックチェーンではございません。
はい、それは、コンソーシアム型ブロックチェーンにならざるを得ません。
中国は独立国家になるためにコンソーシアム型ブロックチェーンを使用するぞい。そういう妄想がこれから展開されます。
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まず、僕が言う、独立国家とはなんぞや、ということですよね。
国民からしたらさ、自分が住んでる国が、何処かの誰か、他国なんかに干渉されて、間接的にもコントロールされてるなんてことがあったら、嫌だよね?
当然、国の運営をしている人たちも、自分の国が他国に干渉されるのは嫌なわけですよね、おそらく、きっと、まあCIAとかに裏金もらってれば話は別ですが。
で、僕が言う独立国家とは、って話なんですが、それは、他国に干渉されない、独立した意思決定を行える国家、ということになるんですよね。
いや、わかるよ?人類みんな、仲良くしようぜって考え方は、わかる。でも、中国って、そういう国やないやん?アメリカもそうやで?そういう国やないやろ?
だからあいつら、米中貿易摩擦とかいって喧嘩してんねん。
お互いの主張が、お互いを殴り合ってんねん、あいつら。
中国もアメリカも、他国に干渉されるのは大ッ嫌いなんですね。
だからね、僕が言う独立国家ってのは、さらに付け加えるとしたら、スイスみたいな"お前ら干渉するな!おいらも干渉しないから!"って国家とも少し違うかもしれません。
僕がいう、"中国が独立国家となること"というのは、"お前ら干渉するな!" をとこんとん突き詰めた国家が完成するってことなんですね、もしかしたら、その国家が何処かの国家に干渉するかも?それはわかりません・・・
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うーん、いろいろと話しが横道にずれてしまう!
さて、まあ、ですよ、中国が他国に干渉されたくないってのは、百歩譲ってわかるとしようよ。百歩譲って、中国がそう夢想しているとしようよ。
で、そうなると、今度はそれが実現可能なのかって話になるわけですね。
これも、結論から申し上げます。
現在の中国では、そんなんしてたら崩壊するんと違うか?と思うわけです。
他国から干渉されないなら、崩壊しないやん?そう思う?
でもさ、他国から干渉されないようにするには、独裁がちがちで、"閉ざされた内側"を中央集権でカチカチと固めないと駄目だと思うんですよね。
いや、景気が良いときは、みんな良いよ、独裁だろうがなんだろうが、ちゃんとおまんま食べれて希望がある社会なら、なにも問題ない。
でもね、中央集権で独裁でカチカチに固まると、ある一定の不満が爆発して、国が崩壊する可能性があると思うわけですよ。
だってそうでしょ。
力で押さえつけられたら、力で押し返すしか方法が無いわけですよ。
最近の香港デモの本質も、これだと思うんですよね。
はい、そうなんですよ、だから、ブロックチェーンなわけですよ。
コンソーシアム型だとしても、ブロックチェーンを使用した社会システムなら、中国国内で"ある程度の"非中央集権が可能になると思うわけです。
非中央集権ってさ、分権て意味でしょ。
つまりは、海外から干渉されない、かつ独裁ではない分権的な国家が生まれるわけですよ!
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この記事のタイトル、中国はブロックチェーンを使用した独立国家の夢を見るか、連載記事だからってずいぶんと壮大なタイトルを着せてしまいました笑
今見返したら、前回のパート3記事から、もう一年以上の時間が経ってます。
それぐらい、このタイトルを回収するのは億劫でした。
でも、それももう終わります。
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習近平はんが国家主席になった当時ですね、一番先にやったのは反腐敗運動だったわけです。
"虎狩り"ですね。
まあこの反腐敗運動は、裏を返せば壮絶な政治闘争だったわけですが、それでも僕の知り合いの中国人の方たちは、賄賂にまみれた政治家が失脚する様は一般庶民の日頃の鬱憤を晴らすことになるって当時語ってたんですよ。
つまりは、独裁と利権で凝り固まった国家に、確実に庶民の不満は蓄積されていたわけです。
「あのまま政治の腐敗が進んでいたら、いつ中国が崩壊してもおかしくなかった。」ある中国の方は僕にこう言いましたからね、当時は。
まあそれも時間が経てばまた新しい虎が現れ、新たな利権と腐敗が生まれる・・・
そうなんですよ、結局、また同じことの繰り返し、庶民は一向に国家を信用しません。
え?信用しない?
そうですよね、トラストレスな状態に限りなく近くなれるブロックチェーンなら、たとえそれがコンソーシアム型だとしても、現状の不満蓄積システムよりかは全然マシですよね?
トラストレス、つまり、国家を信用する必要すらないんですもん。
考えてみてほしいのは、そういった既存の不満蓄積システムってのはすごい非効率的だと言うことなんです。
日本は、国民のみんなに信頼されてますから、すごい効率的なんですよ。
でも、国民からの信頼がない国家の場合は、その"信用"をわざわざ証明しなきゃいけないから、めちゃくちゃ面倒なわけです、この信用の証明に必要なコストだけで、どれだけかかるのって話です。
でも、それもブロックチェーンなら、信用を証明することに必要なコストを大幅に削減できますよね。だって、みんなはブロックチェーンを信用すればいいだけなんだもん。
社会システムとブロックチェーン、こんな親和性の高いものってないと思います。
そのことに中国は気づいていると、僕は妄想しています。
ではまた!
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