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仮想通貨送金のまえに現状の送金システムを理解しよう

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  • ぴゅーぱ
  • 2018/06/05 04:26

こんにちは!ぴゅーぱです!

お久しぶりの投稿ですが三日坊主じゃないっすよ(´・ω・`)


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6/4よりSBIVCが開始してXRPが購入できるようになったようですね!

私のもとにはまだハガキが届きませんしXRPだけなら別に使う必要ないかなーという感じです。


XRPといえば送金に特化した仮想通貨として有名ですよね。

個人利用の送金・決済を目的としたStellar(XLM)も時価総額10位以内に入っているなど仮想通貨を用いた送金システムは大きな注目を浴びています。

今回は、仮想通貨での送金を考える前に現在世界で利用されている送金システムについて解説してみたいと思います。


・現状の国内送金システム

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国内のA銀行からB銀行に送金する場合、実際に日本円を物理的に運搬しているわけではありません

日本の中央銀行である日本銀行にあるA銀行の口座から同じく日本銀行内のB銀行の口座に振替を行うことで送金を行っています。


<自国のA銀行からB銀行へ送金する場合>

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多くの銀行では銀行の営業時間に送金が行われるため、15時までなら当日以内、それを過ぎると翌日の送金となるので、金曜日の15時10分に送金をしたら実際に完了するのは月曜日の9時ということになります。

手数料は多くの銀行で300円ほどかかるのはご存知のとおりです。


・現状の国際送金システム

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国内送金の場合、日本円だけでの送金で日本銀行という中央銀行が存在するためあまり苦労することなく送金が行えます。

しかし、国際送金の場合は問題があります。


・扱う通貨が異なる

・世界の中央銀行は存在しない


国際送金の場合、中央銀行が存在しないため、各銀行同士で契約を結び国内送金の例での日本銀行のような役割をする銀行を決めています。

これを「コルレス銀行Correspondent Bank)」といい、送金における中継銀行の役割を果たします。

日本でのコルレス銀行の役割は三菱UFJ銀行がほとんどを担っているといわれています。


<a国のA銀行からb国のB銀行へ送金する場合>

a国内のA銀行からb国のB銀行へ送金する場合は、a国のコルレス銀行であるC銀行とb国のコルレス銀行であるD銀行を介する必要があります。

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A銀行からC銀行、D銀行からB銀行は国内送金なので、先ほどの例のようにそれぞれの国の中央銀行を介して行われています。

また、a国とb国の間にコルレス契約を結ぶ銀行がない場合はまた別のコスレス銀行を介して送金が行われます。


・国際送金を支える「SWIFT」

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現在の国際送金を支えているのが、国際銀行間通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication) 略称「SWIFT」です。それまでバラバラな規格で各銀行が送金の指示をしていたものを、基準の規格を用いて送金の仲介をしています。

現在国際送金のほとんどがSWIFTのシステムを利用しているといわれており、世界200か国以上1万以上の金融機関がSWIFTに加入しています。



・現状の国際送金が抱える問題点

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現状の国際送金が抱える問題点として挙げられるものがこちらです。


①時間が長くかかる

②手数料が多くかかる

③不正送金や送金ミスの可能性がある


①時間が長くかかる

SWIFTにより国際的な規格ができているものの、通常送金日+2~3日かかることが多いようです。コルレス銀行を複数介さなければならない場合はさらに時間がかかることが予想されます。

仮想通貨の送金を知っている私たちからすると時間がかかっているように感じますね。


②手数料が多くかかる

上の例では送金の手続きが複数回行われるためそのたびに手数料が必要になります。だいたい2500円~4000円ほどの手数料がかかり、複数のコルレス銀行を経由する場合はさらに手数料がかかります。コルレス銀行はコルレス口座の分だけあらかじめ外貨を用意しておく必要があり、為替の変動を考慮すると手数料を多くとらなければ成り立たなくなってしまうのです。

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③不正送金や送金ミスの可能性がある

これだけ膨大な量の送金をまとめているわけですから当然ハッカーの標的になります。2018年2月にもハッカーがSWIFTのシステムを攻撃し、不正送金を行いました。(ハッカーがSWIFT攻撃、600万ドル不正送金=ロシア中銀|ロイター

また、途中で多くの送金を経るため、低い確率ではあるものの送金ミスなどがおこる場合があります。


・まとめ

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従来の送金システムについてまとめてみました。勘のいい方なら仮想通貨ならこれまでの問題を解決できる!と思ったのではないでしょうか。まだ本格的な実用段階にはありませんが、今後の動向に注目していきたいですね!


では、また次の記事でお会いしましょう!



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公開日:2018/06/05
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