まあ、こうなることは予想してましたし、国内FX業者に比べてやっぱり逃げ足は速いねえ、という印象。
海外FX業者のGemForexから、香港ドルの取り扱いをやめるという連絡。以下メールコピペ。ちゃんと処理期間も設けており、海外FX業者にしてはかなり親切だと思っています。
今後の香港情勢について、
弊社金融ライセンス取得国であるニュージーランド金融当局
ならびにカバー先と協議した結果、
当面の間、USD/HKDの通貨ペアについては
取り扱い停止とさせて頂く事になりました。
つきましては、
2020年9月12日(土)のマーケットクローズ後より
新規注文停止とさせて頂き、
2020年10月3日(土)のマーケットクローズ後に
取り扱い停止とさせて頂きます。
何卒ご理解とご了承頂きますようお願い申し上げます。
該当通貨ペアでのお取引を行われているお客様につきましては
大変申し訳ございませんが、
USD/HKDの通貨ペアのポジションをお持ちのお客様は、
上記期日までにお客様任意のタイミングで決済を行って頂きますよう
お願い申し上げます。
香港ドルについてはUSドルとペッグしている通貨ということで、以前記事にしましたが、昨今の米中情勢を鑑みるに、もしかするとついにドルペッグ解消、という動きになるかもしれませんね。
ペッグ制が崩壊したら、香港ドルの価値はどうなるか、、、暴落?暴騰? 普通に考えれば香港ドル大暴落となりそうですが、そんな災害級の相場に巻き込まれたら、FX業者の1つや2つ、簡単に吹き飛んでしまいますね。いまのうちに逃げておく、正解だと思います。
今回、上記メールにもあるとおり、9/10に告知して、その週のマーケット終了後に新規取扱停止、翌月最初のマーケット終了後に全決済という流れです。「そんな急なこと言われても!」と憤るユーザーもいるかもしれませんが、海外FX業者ではここまでしてくれるところは珍しいと思います。
一例ですが、海外FX業者の「is6com」が南アフリカランド/日本円(ZARJPY)の取扱をやめるという決定をしたときのメールを見てみましょう。
以下のメールは、2020/07/01 17:35に届いたものです。
平素よりis6comをご利用頂きありがとうございます。
現在、is6comにおきまして、お取引いただいておりますZARJPYのお取り扱いを、
以下の日程をもちまして停止する事となりました。
■ZARJPYの取り扱い停止日
2020年7月3日(金)
大変申し訳ございませんが、上記の日程までにポジションを決済頂きますようお願い申し上げます。
また、それまでに決済が行われていない場合は、マーケットクローズ時点で強制決済となりますので、
予めご理解とご了承を頂きますようお願い申し上げます。
is6comは、海外FX業者の中でもまあ、ちょっとひどいところなので(苦笑)、私は口座だけ持っていて取引はしてませんが、これに比べればGemForexは神対応でしょう?
今後の香港ドルの行方が気になる中でのニュースだったので、記事にしてみました。
では、今日はこのへんで。投資は自己責任でね!