ぺにょおさんの記事で面白いポストがあったので、早速パk、いや、参考にさせていただいて私も書いてみたいと思います。
我が家は現在横浜市内に居を構えておりますが、妻の実家は京都なんです。私は生まれも育ちも横浜市内なので、結婚するまで「帰省」なんてものは自転車でするものだったのですが、結婚してからというもの、毎年のように横浜から京都までのロングドライブを敢行しております。正直、つらい。
まあ、だいたい8時間くらいでいつも妻の実家に到着していますが、往復16時間ってことで、運転時のBGM問題は結構重要な問題なんですね。
特に我が家の場合、子供らは車中でアニメのDVDやらdTVやらAmazon Prime Videoやらを見ており、私に選択権はありません(苦笑)。
興味のあるものならいいのですが、そうでないものはツラすぎます。
かつて、弁理士試験の受験生だった頃は、こうしたロングドライブの際には、法文の暗記のために、特許法、実用新案法、意匠法、商標法をオーディオ化したものを購入して(参考リンク)、ハンズフリーヘッドセットを耳にかけて、ずっと条文を聴いていました。これはこれでとてもマゾい苦行ではあるのですが、試験勉強ですから頑張るしかありません。
ところで、弁理士試験って法律を暗記しないといけないの?そんなまさか!と思う人がいるかもしれませんが、もちろん暗記しないといけません(笑)。弁理士試験は大きく分けてマークシート式の短答式試験、手書きで論述する論文式試験、2名の試験官からの精神攻撃を受ける口頭試問である口述試験の3段階があります。
この3次試験となる「口述試験」が、実はかなりのクセモノ。口述試験自体の合格率は9割以上なので、試験を知らない外野から見た場合には、『論文式試験にパスすればあとは合格したも同然じゃね』なんて思えます。しかしそれは口述試験に向けて受験生たちが全員、とてつもない追い込みをするからであって、ノホホンとしてたら即死、という最終関門なのです。口述試験対策として、こんなブログが参考になるかもしれません。
さらりと「条文暗唱」なんて書いてありますね。
例えばどんな感じで問われるのかというと、、、
試験官:それでは商標法の口述試験を始めます。
受験生:はい、よろしくお願いいたします。
試験官:商標法では、防護標章登録についてお尋ねします。
受験生:はい(ドキドキ)。
試験官:ではまず、商標法64条2項を述べてください。
受験生:えっ
試験官:えっ
こんな感じです。ちなみに、いまちょうど手元に条文集があったので写真に撮ってみますと、商標法64条2項は、こういう条文です↓
・・・まあ、だいたいこの情報を出すだけで弁理士を目指そうという人は軽く4000万人くらいは減ると思うのですが、こんなのが普通に出題されるので、論文式試験をパスした受験生は大げさじゃなく気が狂うほど勉強することになります(私もこの試験で家庭不和に、いや、その話はやめておこう)。
まあ、話をもとに戻すと、長い運転中に条文をずっと聴いていたという話です。特に、試験前1ヶ月は毎日、ほぼ一日中聴いてました。もちろん仕事中もこっそり聴いてました。弁理士受験生あるあるです。
そんなエゲつない試験を目指していない人でも、運転中に勉強することは時間の有効活用にもなりますから、おすすめですよ。
書籍を音声化して配信しているサービスとしては、Amazonの「オーディブル」が有名ですね。Amazon教の奴隷である私としてはオーディブルを推奨し、自分でも契約すべきなのでしょうが、私はオーディブルの対抗馬であるオーディオブックの契約をしています。理由は単に安い料金プランがあるからですw 世の中カネです。
オーディオブックのいいところは、日本語書籍に限ってはオーディブルよりも収録数が多いというのもありますね。オーディブルは洋書の収録数がとてつもないですが、私は聴きませんのでw
運転中には、オーディオブックがおすすめです、という記事でした。
蛇足ですが、この記事は「スティーブ・ジョブス名語録」を読み、いや、聴きながら書きました。
では、今日はこのへんで。