6月6日に地下鉄日比谷線の新駅、「虎ノ門ヒルズ駅」が開業したのです。日比谷線では56年ぶりの新駅だそうですが、なんともひっそりと開業したなあ、という印象。まあ、自粛ムードもあるのかなあ。この駅、私の職場に近いということもあり、新たな利用駅としてもいいかな、ということで週明けの月曜日である8日に、さっそく利用してみました(これまでは隣の霞ヶ関駅を利用していました)。
この駅を利用する人っていうと、日比谷線で霞ヶ関駅を使っていた人か、日比谷線も使えるけど銀座線の虎ノ門駅を使っていた人、それからアメリカ大使館を訪れる人だと思われます。官公庁や森タワーというよりは、大使館を意識した立地な気もしなくもない。
いまのところ、出口は各ホームに2つだけ、虎ノ門ヒルズにつながる地下通路がA1出口側にできるみたい。
ただ、地下鉄駅によくあることですが、ホーム間の改札内移動ができず、一旦地上に出て反対の入り口に入り直さないといけないという超不親切設計。神谷町駅から中目黒駅方面に行きたい人が、「あ、間違えた」といって虎ノ門ヒルズ駅に来てしまっても、絶対に降りてはいけない孔明の罠。
地上に出ると工事現場の真っ只中に出て、方向感覚が失われました。少々キョロキョロして、知ってるビルを見つけて状況を把握する時間が必要でしたね。ちょっと開業早すぎたんじゃね?
虎ノ門駅までつながる通路もできるという話だったけど、現在鋭意工事中。まあ、コロナ禍の中、工事をすすめるのも大変ですわな。
駅にはホーム階から地上まで出るエレベータはあるけど、エスカレータはなくて、頑張って階段で上がるという、健康志向設計。隣の霞ヶ関駅とは違って乗換駅でもないので、すごくシンプルな構造です。
駅の出口には銀座線のオレンジマークの誘導もあるのだけど、銀座線が通っている虎ノ門駅までは通路がまだ通っていなくて、地上を歩いていくしかありません。これは乗換というのかちょっと疑問。まあ、すぐ近くですけども。
虎ノ門界隈には官公庁職員御用達の居酒屋が結構あるのですが、そこを利用するのにはいい駅かも、と思いました。そのくらいしか駅の利用価値が思い浮かばない貧困な思想。
まあ、これからしばらく使ってみて、使い勝手がよければ通勤に継続利用、そうでもなければ霞ヶ関駅に戻す、という感じで考えています(どちらを利用しても定期代同じなんだよね...)。
新駅といっても鉄分の多めな鉄道にとても詳しい方々(婉曲な表現)は全然見受けられず。あまり鉄的な魅力はないのかもしれないですねえ。知らんけど。
虎ノ門駅までつながる地下通路ができると、一気に使い勝手が化けそうな気がします。それまで私が今の職に就いているかはわからないけどねー(ぉ
では、今日はこのへんで。