この記事は分散軍事力と分散送電網が必要になる大きな流れがあるというオチに持って行くための壮大なこじつけである。
基本的に東京一極集中はクソ。
ドローン・テロリズムとその防衛技術 で展開したように、ドローンテロは防ぎようがない。ライフラインをボロボロにして人が多いところにどーんとやって国会占拠してオシマイみたいなアレが容易に想像できる。
言わずもがなだけど、核ミサイルで一発アウトって話もある。
Ethereum を作ったVitalik Buterinは、結構このジャンルも深掘りしている。基本的に
1. 都市圏を広くとればとるほどそれらの攻撃の経済合理性は下がっていき「セキュリティ」が向上すること
2. 自動運転バスが使えるようになるとコストが60%ダウンするので、頻度やバス停を増やせることからか居住地域が増えること
を挙げて、都会にあんまり集まるなということを主張している。
2020/9/7を境に日本のインフラはボロボロになっていく論 が大変人気を博していますね。
過疎地域の光ファイバーとかバスなんてのは、営利団体の慈善事業で維持されているような状況でして、どんどん切り捨てられていきます。
実際問題、公共財(つまり税金)の分配効率から考えても、団地とモールをAIバスでつないでしまったほうがいいよね論が普通にメジャーになっていくと思います。
暗号通貨と粘菌都市論 (暗号通貨が都市の一極集中を解決する) で全く異なるアングルから同じ帰結に到達しましたが、25万人くらいのうるさすぎない都市圏をたくさん持つのがベストです。
原発や火力発電所からハブ&スポーク構造で送電するのはもう古いんで、今の気象条件とかテロ技術進歩とかを考慮してないし、経済外部性無視しすぎなんで、そろそろ太陽光発電の地産地消をベースにしたほうが、耐障害性も高いし持続性があると思います。テスラの蓄電池も安くなってきてますし、発電証明が取れるのでエコな電気で作られた商品など特定できるので、こっちがいいと思います。
主要な攻撃対象を減らしたら、各自テロ対策に自衛能力を持つことで、この世界観におけるナショナル・セキュリティは完成します。この考え方のいい点は、ボトムアップで地方からやれる点ですね。
綺麗事っぽいですが、何度考えても最後は希望と持続性が勝ちます。閉塞感と破綻に満ちたコントが一時的にのさばってますが、我々の世代で全部蹴散らしましょう。