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国境の島、対馬からプラスチック問題について考える

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  • しまりす
  • 2019/01/31 11:09
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こんにちは。離島ブロガーのしまりすです。

ALISTORE企画「エコバックでプラごみ問題を考えよう」に参加させていただきます。


ALISTOREの企画はカンタンに言うと、環境省が実施している「プラスチック・スマート」キャンペーンに参加してプラスチックとの賢い付き合い方について考えようというものです。


プラスチック・スマートとは環境問題へ取り組む企業や団体を国内外へ環境省が発信する事業です。


個人の場合であれば、活動内容をSNS上で「#プラスチックスマート」とタグをつけて投稿するだけで環境省(フォロワー29万人)に発信してもらえます。

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http://plastics-smart.env.go.jp/files/details.pdf


<取組やアイディアの例>

・ごみ拾いイベントに参加した
・マイバッグやマイボトルを活用し、ワンウェイのプラスチックの使用を控えた
・再生プラスチックを使用するなど環境に配慮した商品を買った
・ワンウェイのプラスチックの使用削減につながる知恵・アイディア

例から分かるように、誰でも参加できる内容のものとなっています。


僕もこの機会に対馬での体験を踏まえて、プラスチックとの賢い付き合い方について考えてみたいと思います。



目 次

プラスチック問題とは
対馬におけるゴミ問題
私たち個人ができること
さいごに




プラスチック問題とは

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世界中でポイ捨てなどにより、回収されずに河川などを通じて海に流れ込む「海洋プラスチックごみ」が社会問題となっています。

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http://plastics-smart.env.go.jp/files/details.pdf



想定される被害

・生態系を含めた海洋環境への影響
・船舶航行への障害
・観光・漁業への影響
・沿岸域居住環境への影響

⇒特に海洋中のマイクロプラスチックが生態系に及ぼす影響が懸念


マイクロプラスチックとは

微細なプラスチックごみ(5㎜以下)のこと。含有/吸着する化学物質が食物連鎖に取り込まれ、生態系に及ぼす影響が懸念される。2015年独G7首脳宣言においても、海洋ごみ(とりわけプラスチック)が世界的な問題であることが確認された。

環境省「プラスチックを取り巻く国内外の状況」より引用



マイクロプラスチックによる海洋汚染についての動画



このように、プラスチックに関する問題は世界規模にまで広がっており、海洋プラスチック問題の解決に向けて、自治体・NGO・企業・研究機関だけでなく個人もプラスチック問題について考えていくことが必要になっています。


ここまでプラスチック問題について紹介しましたが、次は僕自身が身近に感じているプラスチックゴミ問題についてお話します。



対馬におけるゴミ問題

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ところでみなさん、対馬がどこにあるかご存知でしょうか?


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めっちゃ韓国の近くですね。僕は現在ここに住んでいます(東京に住みてぇ....)


都会に憧れまくっているリッスですが、対馬にも魅力があります。


海がめっちゃ綺麗!

(もちろん他にもありますよ)


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ジャジャ~ン!


どうですか?エメラルドグリーンでめっちゃキレイですよね!?(加工なし)


他にもこんな写真もあります。


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こちらは僕がダイビングをしたときの写真です。


夏には海水浴やスキューバダイビング、キャンプなどアウトドアが好きな方にとって対馬はかなり魅力的な場所だと思います。


あとは釣りの聖地とも言われているようですね。


僕は対馬に来るまで、釣りはやったことがない初心者だったのですが、地元の人に連れて行ってもらったらすぐに釣れてビックリしました笑

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こちらの写真は僕が以前釣った2.1kgのアオリイカです。


エギングをする人なら分かると思うのですが、2kg超えのイカはなかなか大きいサイズだそうです。僕のような初心者でもカンタンに大物が釣れてしまうなんて、対馬が釣りの聖地を呼ばれるのも頷けます。



こんな海がキレイな対馬ですが、漂流してくるゴミが問題となっています。



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これは対馬のとある海岸の写真です。


すごいゴミの数ですよね...
しかもこれらのゴミをよーく見てみるとあることに気が付きます。


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ハングル文字ですね。チャミスル(韓国のお酒)と書いてあります。


そう、対馬の海に漂流してくるゴミの半数以上がお隣の韓国から流れてきたゴミなのです。

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http://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-01/y031201-2x.pdf


環境省の図から対馬に漂着するペットボトルゴミの51%が韓国製で、漂着する全てのゴミの76%がプラスチック類ということが分かります。


そして驚愕の事実をもうひとつ


対馬市は、年間予算約30億円の国の海洋漂着物処理事業補助金のうち、その1割に当たる約3億円の交付を受けています。


国の予算の10分の1ですよ!!

たった3万人くらいしかいない対馬に。


対馬では、第一次産業が全体の 21.6%を占め、特に水産業のウェイトがそのうちの 77.4%と大きいです。なので水産業は対馬で最も重要な産業と位置づけられています。

つしま百科参照:http://www.pref.nagasaki.jp/object/koho-object/kennohakkobutsu/235558.html


よって海洋ゴミ問題は対馬にとって死活問題であり、国も海洋漂着物事業補助金を多く出しているのです。


地元の人に話を聞くと、船のプロペラに流れて来たネットが絡まって故障したり、マグロを養殖しているいけすにプラスチックごみなどが当たって網が破れて、マグロが逃げてしまったりしているそうです。


対馬に住んでみると分かるのですが、韓国に対する被害者意識がかなり強いです。


このような海のゴミ問題をはじめ、何度か全国的にニュースになった仏像盗難事件や海上自衛隊施設近隣における韓国資本の用地取得問題など大きなことから、最近急増している対馬への韓国人観光客のマナー問題など小さな問題が積もり積もって、島民の感情はあまり良いものではないと感じています。


このように住民の感情にさえ影響を及ぼしかねない海のゴミ問題です。僕たち個人レベルでも真剣に考えなければならないと思っています。


それに日本は単なる被害者ではありません。

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http://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-01/y031201-2x.pdf



図から分かるように、日本から海洋に流出したプラスチックごみ発生量は30位と世界的に上位となっています。


対馬で困っているように、僕たちが流出させたプラスチックごみによってどこかの遠い国で困っている人がいるにちがいないです。


まずは自分の身の回りでできることから始めて、プラスチックとの付き合い方について考えなければならないと思います。





私たち個人ができること

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プラスチックごみを減らすために個人ができることは限られています。個人個人の自発的な行為であるためにその方法も多様であり、こうあるべきだという答えはありません。


ですが、一例として僕の心がけていることを紹介することで、みなさんのプラスチックとの付き合い方について考える一助になれればと思います。


以下、2点だけ僕が心がけていることを紹介させていただきます。



1 エコバッグを使用してプラスチックの使用を抑える

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こちらは僕が使っているエコバッグです。


nemcafeで貰ったトートにヴォエ缶バッチが4つとNEM猫プロジェクトの缶バッチを付けていてとても気に入っています(*´ω`*)


NEM猫プロジェクトとは

NEM猫プロジェクトでは、NEM(XEM)での寄付を募り、保護猫団体への寄付や支援を行っている団体。NEM猫プロジェクトオリジナルグッズの販売も行いる。募金やグッズ販売の収益の全てを保護猫団体に寄付している。
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お気に入りのエコバッグを1つ用意するだけで、買い物にエコバッグを持っていきたい!という気持ちになるのでオススメです。


ALISTOERでも素敵なエコバッグが近日発売されるみたいですね。




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【販売予定日】近日販売予定(追ってツイッターにてお知らせします)
【販売個数】各30個
【販売価格】1個 1800円 2個set 3000円 3個set 4500円
【素材】布地は生成り


ALISTOREについて詳細


エコバッグをまだ持っていない方は、自分の好きなデザインのバッグを探して購入をぜひ検討してはいかがでしょうか(*´艸`*)

きっと毎日の買い物が楽しくなりますよ♪




2 ボランティア活動に参加する


話すととても長くなるので割愛しますが、僕はボランティア活動というものにとても大きな可能性を感じています。


最近行ったボランティア活動に「2018日韓市民ビーチクリーンアップ」(略してビーチク笑)があります。


ビーチクは対馬で毎年行われている海岸の清掃活動です。韓国からもたくさんの学生たちがやってきて交流しながら一緒に海をキレイにします。


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清掃後はBBQやワークショップなども開催されるので、他の参加者と交流することができます。韓国の方と交流できる機会はなかなかないのでとても楽しかったです。


ボランティアの魅力の1つに活動を通じて多様な方と交流できる点があります。

そしてボランティアから生まれる変化や気づきが、今の僕の考え方や行動のモチベーションをつくっていると思います。


もし機会があれば、みなさんと一緒にボランティア活動ができたらいいなと思っています。



さいごに

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ひとりではできることは限られますが、ボランティアのように多くの人が集まれば、より大きな成果を出すことができます。


しかし、ボランティアにはいまだ多くの課題があり、全国のボランティアセンターが把握しているボランティア数の総人口に占める割合は6%にすぎません。


ボランティアが普及すれば、プラスチックごみ問題に対する一人ひとりの意識も変わるかもしれないな...

国境の島、対馬からそう思うのでした。




おわり






公開日:2019/01/31
獲得ALIS:46.74
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  • @shimaris
趣味でブログなどの情報発信をやってる27歳。お金に関する知識に自信があり、投資や副業、節約などの情報をメインに発信しています。お得情報に関するアンテナは高め。 ライターとしても活動中

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