走り湯からバス停に戻って、汗だく状態でバスに乗り、やはりバスではあっという間に熱海駅に到着。
熱海駅は、朝と違って人も増えて、観光案内所も開いていたので、地図を貰った。
地図を見て、最初からお目当てだった起雲閣に近いのは、熱海より、隣の来宮の方みたいだった。
観光案内所の人に聞いたら、熱海からだと歩いて25分、来宮からだと20分と言う。
しかし、電車が行ったばかりだったら、電車に乗るより歩いたりバスの方がいいかもと言われた。
来宮にはパワースポットとして人気の来宮神社があり(観光案内所のチラシに取り上げられていた。)、駅から近いようなので、行ってみることにした。
改札入り、伊東線とあるホームに行った。電車は着ていたが、出発まで20分近くあった。
好きなところに座りたい放題~
地図でも見て居よう。
来宮にはすぐ着いた。駅間が短い!
来宮駅は、改札周りに駅員の窓口もなかった。
駅からちょっと歩いて、トンネルをくぐる。
歩道が狭くて、譲り合わないと通れない。
なんで上の方を撮っているかと言うと、人がいっぱいこの位置で記念写真を撮っていて、カメラを下げると人が写りすぎるから。
明るい感じに演出されている。通っていくと、2回ほど、冷たい霧が、シューッとかかった。
ここも縁結びらしいが、酒絶ちの神でもあると。
縁結び、パワースポットと知られているためにか、女性や、カップルが多かった。
グループや家族で来ている人も。
本殿の右に、小さな池があり、蛇が祀られていた。
上に、弁財天がある。
中をのぞくと、やはり蛇。
本殿の中で、巫女さんが舞ったり、祈祷が行われていた。
賽銭箱に、六列でとあることからも、結構人来るのだなぁと思われる。
パワースポットと言われる所以でもある、天然記念物の楠の木は、本殿の左後ろにある。樹齢2千百年越えの大楠。
参拝客多いのだが、私が行った時にはタイミングよく、人の波が途切れていた。
この木の周りを一周すると、寿命が一年延び、二周すると願いが叶うとか・・・
木に触れて、願いを念じると叶うとも。
私も触れてみたが、なんだか木ではなく、岩のような、堂々とした感じで、そばにいると落ち着く。
この木の近くに集まりたい気分にさせられる。
昔、他にも何本かあったらしく、この木も切ろうとしたら、白髪の老人が現れて、といったエピソードが書かれている。
しばらく樟のそばを楽しみ、社務所の建物の方に向かうと、
ちょっとしゃれたアルコールのメニューのあるカフェバースペースがあったり、麦粉菓子ソフトが売られていたり。
スイーツだのおしゃれなお土産品も並んでいた。
カフェスペースも、シフォンケーキやら、なんか色々乗った飲み物など売られていて、ここまで大々的ではないけれど、神楽坂の赤城神社と似た傾向だなと思った。
お守りも可愛らしいのがいっぱい。
けれどあまりにも商業的な感じがして、心惹かれず。
伊豆山神社と違ってこちらは、人も多くて、華やかだった。
来た道を戻って、いったんまた、駅に向かった。
行きに、小さなどら焼きと、お団子を買った和菓子屋を、通りの反対側から見たら、和菓子屋だとしか思えなかったが、パン屋と書いてある・・・しかも健康パンと。
・・・パンは見かけなかったような。
来宮駅に戻ると、行きの時と違って今度は人がほとんどいなかった。
さっきは人結構いたのにな。人の流れが、うわっときて、さっと引くようだ。
やっと、起雲閣に向かう番となったわけだが、駅まで戻ってから、地図を見て、あ、ここまで戻らなくてもよかったのかと気づいた。
また、さっきの暗渠のようなトンネルのところまで戻ってから、今度は、来宮神社と反対方向に下っていくことになる。
この駅も、高いところにあるので、海の方へは下り坂。