気になっていた教会。モスタドーム。
19世紀に造られたドーム型教会。
マルタの真ん中辺にある、モスタにある。ガイドブックで見て、気になっていた。
外から見てもかなり立派。その日は、キリスト教徒にとって、大切な祭りの期間だったせいもあってか、何か、落ち着いた雰囲気と、清らかな雰囲気の混ざった感じが街の中にあった。
例えば、お正月休みなどで、商店もほとんど閉まっていたりして、のんびりするしかない、行事に関係することだけしかすることがないような感じ。
丁度ミサの始まる呼びかけがかかる時間だったようで、人がやってきては、教会に吸い込まれていく。
中を覗いてみたら、立派なドームが迫ってきた。
直径54.86m
ファサードの一番高いところは地上から74.37m
世界第3位の大きさの、ドーム型教会らしい。どう3位なのか明確なところ分からないが。(ちなみに1位はバチカンのサンピエトロ、2位はロンドンのセント・ポール大聖堂)
第二次世界大戦中に、ドイツ軍に爆弾投下されて、ドームを破ったにもかかわらず、爆発しなかったとかで(爆弾の大きさや、何人助かったという話は、書いてある処に寄ってまちまちな感じするが、ミサ中で、いた人300人以上とか。)
「モスタの奇跡」と言われているらしい。
キリスト教関係って、そういう、なんとかの奇跡っていうの多いな。
ミサが始まる処みたいだったので、うろうろしちゃいけない感じして、ちょっと天井を見上げるだけで、外に出た。
ドームを貫いた爆弾のレプリカの展示や、おみやげコーナーもあったようだが、行く前に調べないまま寄ったので、そういうのも気づかないまま。
外には、また派手な像があちこちにあって、これは、祭り期間の特別設置なのか、毎年同じの使うのかなとか考えつつ、ちょっとぶらぶら。
鐘の音がものすごく派手に響いていて、場所によっては、鐘の音が録音の音を流しているところあるが、ここは本当の鐘を鳴らす音だった。
街中に鳴り響く、音は大きいけれど気持ちの良い明るい響きだった。
ミサのためにやってくる人以外いない感じ。
ふと見ると、シェルターの看板発見。
カタコンベとか、
もぐるのばっかり、ちょっと飽きた感じしたが、やっぱり気になって、入ってみた。
階段降りるとすぐ通路があり、シェルターにいた人達が使っていたものが展示されている。
細かい説明のパネルもあるのだが、まず、この場所の雰囲気が怖い。
他に欧米人カップルが見学していたが、落ち着かない様子ですぐいなくなった。
先がどこまで続いているかもわからない。
そういう不安感から
じっくりパネル見る気にもなれず。
どういう人がどんな感じに過ごしていたのか、、、マルタは第二次世界大戦中に3000回以上攻撃されたそうだが、この狭いシェルターにどれくらい多くの人が不便な暮らしをしていたのかなどと想像しようとしかけても、想像したくなくて、やめてしまう・・・。
台所用品もあったが、どんな気分で何を食べていたのか・・・ごみ問題とかもすごかったんじゃないかなぁ・・・衛生面やばそう。生きることだけに必死か・・・・。
外に出て、周辺を少し歩いたが、店は閉まっているし、やってくる人も、どうやら教会を目指している感じだった。
車止めるところを探している人もいたが、車はある割に、人を見かけず。
マルタの観光地以外の市街地では、路上でほんと少ししか人を見かけず、静まり返っているところが多かった。みんなどうしてるのだろう・・・。
カトリックのお祭り期間だったから、閑散としていたのかなぁ。