ベトナム フーコック島の名産物の一つは胡椒。
あんまり見るものもないし、ヌクマム工場は体ににおい染みつきそうだし、ということで、胡椒農園に行ってみた。
ちょうど、ベトナムも2月の大型連休中、テト(大晦日~新年のお祝い期間)だったので、営業している農園をホテルで確認してから。
街の中心部ではない、東京で言ったら世田谷区くらいの栄具合の場所に、胡椒農園はあった。つまりすごい田舎ではなない。
大きな看板もなく、しかし緑の樹木が列になっているのが道路沿いから見えた。
道路から見えるところに、木が並んでいる。
施設の入り口の前にいた人に、見ていいか聞くと、勝手にどうぞという手ぶり。
他にも観光客いたが、ガイドツアーなどはないようだった。
勝手に見てみる。
なまはげとか、かいじゅうたちのいるところとか、チューバッカとか、何かもさもさした怪物みたいなのが並んでいるような木の立ち方。
暑いし乾いているし、これ世話どうしてるんだろう、結構放置?みたいにも見える。
実際は、害虫対策とかあるのだろうけれど。
近づいてみると、いっぱいなってる!
たわわ!胡椒だらけ!緑から赤くなり、黒くなるようで、黒く完熟しているのもいっぱいあった。木でなったまま、乾燥しているようだった。
胡椒って、こんなに大量に、結構ほったらかしみたいな感じでなってくれるのか?
木についたままで乾燥?
説明何もないしな~と周りを見ると、奥にはちょっとした休憩所のようなものがあったが、誰がスタッフなのかもわかりにくい。つまり、働いているかどうかは制服など着てない限りわかりにくい・・・
エントランスに、ショップがあったので、入ってみると、売り物の調味料の試食販売などしていて、小さめのグループの観光客が買い物していた。
ミニ団体が去って行ったあと、自分もどれにしようか見てみた。おすすめはやっぱり、ごく普通の黒胡椒。と言っても、黒でなく赤胡椒と書いてあるのだが。
フーコック島の採れたての胡椒は香りがとても良いと評判。粒の方が香り飛びにくそうだから粒がいいけれど、使い勝手いいのはパウダーだよな。
レッドとブラックのミックスとある。
レッドとブラックだったら、半熟と、完熟?と思ったが、
レッドは、木についたまま完熟させて乾かしていて、ブラックは完熟前のものを収穫してから乾燥させるとか?調べてみたら書いてあったが、ここのものがそんなちゃんとした基準通りなのかどうかはわからない。ただ赤っぽいのと真っ黒のを混ぜただけでは?などと思ってしまう。
ホワイトの方が棚の置き場も少なかった。値段も少し高い。
それでも粒胡椒がこれだけ入っていて260円位と考えたら、安い。
ホワイトペッパーの粒は、ブラックより珍しいかも。
しかし、白いのは料理に混在すると、見つけにくくて食べちゃう人いそう。
粒のままだと。ホワイトペッパーをミルでひくって見たことないな・・・。
レッドペッパー、と言っても、赤唐辛子ではなく、胡椒を完熟させたもの。
黒っぽくなるまで干してから収穫した。それをパウダーにしたのがこれ。
胡椒と塩と、ガーリックを混ぜた、クレイジーソルトのようなもの。
120円位?結構入っているし香りも漏れている。
しかし混ざりものだと、胡椒部分が少ないかもしれないなぁ~?
ブレンド比率はわからない。
違うブランドのものもあった。
その下の棚にあるのは、魚とかイカとか魚介系の味も付けたもので。
店では、そのおつまみ系調味料を若いマンゴーの切ったのにつけて試食できるようにしていた。
インドパキスタンでも、青いマンゴーは漬物に使うわけで、
日本人の感覚だと、カブやダイコンに近い感じかなぁ。
この店でいくらか買い物をして、他に移動したら、もっとほこりっぽい道路際に、
売り場のショーケースと屋根だけのお店と農園というのもあった。
そちらの方が、胡椒もあんまり美味しそうに見えない環境だった。
値段もちょっと高かった。つまり店によって多少値段が違うし
聞かないと分からないところもある。
大量になってて、買う方も大量に買っていくのを見ていると、
胡椒って割と楽に儲けられる輸出品なんじゃないか?!と思った。
お土産用に、6つくらい買ったのだが、袋の口からもにおいが漏れ漏れ。
プラスチックの分厚めのビニールに入れてくれたのだが、それをちゃんと閉じて、他の袋に入れてしっかり閉めたら大丈夫だったけれど、スパイス類は、お土産に買う時、匂い漏れ要注意だと
他の旅行でも思った。
厚めのプラスチックバック(無印とかユニクロの袋みたいなのじゃ、匂い漏れる。スポーツブランドの、紐で絞れるような袋か、それ以上の厚みの白いプラバックでないと。)、ジプロックなどは、お土産の漏れ対策に便利!
見えない細かい穴があるんだろうな、普通の袋だと・・・(だからジプロックにお冷とか食パン入れて冷凍すると美味しさ保たれるっていうCMあったのか)。