先週末のこと。展覧会に行こうと考えた。
国立博物館のたてもの展か
ステーションギャラリーの「河鍋暁斎の底力」展か。
どちらもサイト見比べたり、口コミも見たけれど、いまいち内容はわからなかった。
行った!とか、良かったとか、行きたいといった声や、
展覧会のサイトの説明文では、わからないこと、多い。
そんなん調べてないで、行けばいいじゃんって思うけれど、値段安くないし、
予約も面倒だったりする。
しかし、結局、前から気になってはいた、たてもの展の方にした。
事前予約もサイトから、日にちと時間帯選ぶだけだし、時間もざっくりした幅があるから、決めやすかった。
後から変更もできる。
日曜日のこと。
天気悪かったが、午後、国立博物館行ってみた。
入口、客より、係員が多かった。ほとんど人がいない。
展覧会場の入り口付近も、人いなさそうな感じで、空いてるなーとつぶやくと、
係の人が、「ゆっくりご覧になれますよ~」と。
ロッカーに荷物を預けてから、観る。
入り口は行ってすぐのところにまず、法隆寺五重塔。
宮大工さんが作った、本物の10分の1の模型。
本物の方の修復の時の参考にもするらしい。
中もちゃんと本物の通り!
東大寺の鐘楼は、屋根こうなってますよってわかる模型。
この手の屋根の下のあたりとか、いつも本当に凝ってるなぁ、、、と眺めるところ。
実物の方が色あせても、模型はオリジナルの色にしているようで。
ちなみに、周りに人いないわけではなく、いないタイミングで撮った。
真っ二つになっている模型が多かった。
修復するときに、これを手本にするため、わかりやすく二つに割ってるそうだが、作ってから割るのではなく、最初から割った形で模型作るみたい。
それはそれで難しそう~。
模型だけでなく、模型の写真付きのパネルも多く・・・・実物は国立博物館に所蔵と書いてあったりする。あと、民族博物館っていうのも多かった。
もっとたくさんの模型を一堂に飾ってある博物館あってもいいだろうになぁ。
会場の表慶館は、明治時代の建築。
迎賓館の前の練習台的に作ったとか。
階段もタイルも素敵!
パネルで、建築の流れだとか、伝統技術の継承についてとか、説明もいろいろあるのだが、どうも頭に入りにくく。
きっと内容濃いのはわかっているのだけれど。
建物の中の襖絵も、実物と同じ絵柄をプリントし、庭までちゃんとある模型もあった。
屋根の中、こんな風になってるのかーとか、屋根の前後の流れが建物によって、長さ異なっていたり、素材も違ったり、じっくり時間かけて整理しながら見た方が、お金払う意味あるんだろうけれど・・・
自分は、模型としての面白さと、どこにあるのかなどが気になった。
実物の場所と、模型の普段の所蔵と。
ちなみに、今回の模型の実物が多いなーと感じたのは、滋賀。
後、兵庫もあったな。
京都、奈良はもちろん。
東福寺の三門、特別公開あるそうですね。秋とか。
この模型の近くで、子供が飛び跳ねて、三門の上の方の中の写真を撮ろうとしていた。
模型は、明治天皇の大嘗祭の時の模型以外は撮影できる。大嘗祭の模型の撮影してた人には、すぐ、係が声かけていた。
会場係が、一般客みたいな服装で、わかりにくかったな。
飛び跳ねて写真撮ろうとしてた子が、模型に激突したら、どうなってただろうwと後で思った。
しかし、マナー教えるためにも、子供を美術館や博物館に連れてくるのは、良いんじゃないかなと思う。
コロナできっと学校での文科系の見学なども中止になっているのだろうなぁ。
そう言えば、去年の秋に奈良に行ったときは、修学旅行の学生いたのでちょっと驚いたのだった。
松本城の模型は、20分の1だった。
他のと比較できないじゃん。しかたないのか・・・
自分は子供のように模型を見回っただけだが、ちゃんとパネルに書いてある説明をしっかり理解すれば、どの時代にどういう建築で、どう移り変わったかといったことがわかる展示なのだと思う。
表はよかったけれど、説明文はちょっと読みたくなりにくいものだったな。
見学の余力あったので、本館や平成館、東洋館もちょっと見た。
東洋館側から見た表慶館。木の向こう。
トーハクって何かと思ってた。東京国立博物館の略なのね。
左の埴輪キャラはトーハクくん(本名、あずま ひろし)と言うらしい。
ライトアップされた本館。
ちょっと旅気分・・・