昨日、実家の母が、野菜収穫したから、夜、駅まで取りに来てと連絡してきた。
母は、世田谷区でひとりで暮らしている。フリーカメラマンで生活リズム乱れまくりだった父は、20年以上前に、余命2週間と言われてその通りの余命で亡くなった。
歳とったら、この人ほんと母に迷惑かけるだろうなと、子供心に思っていた。しかし突然亡くなったときは、母が気の毒だったが、一人っ子だった父の母(姑)の介護も終わり、現在は自由満喫。年齢的に体の不具合はあるものの、生涯教育の教室など参加して忙しそう。
去年は樹木の講座で森歩き、今年は野菜作り教室で畑作業。
世田谷区は、結構畑もあり、田植え体験できるような公園(次太夫堀公園)やホタル観賞祭りのある公園(岡本民家園)、養蜂やってる私立女子校、農大など、緑や自然体験できる機会は多い。
しかし、自分は世田谷区があまり好きではない。子供のころ、長くて暑くて怠い夏、冬の教室のストーブなど、時間が重くて、なんか我慢させられた感があり、
まぁ、子供心に詰まらなかった・・・つまんないけど我慢して過ごした感。
合わせないといけない、好き勝手出来ない、面白くもなんともない、黴臭いプールの脱衣所、ガサガサしたコンクリートのプールサイド・・・じめじめした校庭の隅、退屈な授業・・・机のにおい。校舎の冷たさと、雑巾のようなにおい。
桜の時期の成城学園前付近や、砧公園の緑の上に転がって見上げた空とか、いい思い出もあるけれど、どちらかというと、周りに引っ張られる重い感じがあるのが、自分にとっての世田谷区。
夜、時々電車に乗って実家の最寄の駅に行く。母になんかとりに来いと言われた時。
休日に行く時もあるが、休日は私がどこかへ行っていることが多いので、荷物の受け渡し位だと、平日の夜に行く。
夕べは20時ごろに銀座線に乗った。
電車遅れてたから、半蔵門にすればよかったかなと思った。
電車混んでて、ドア近くにいたら、横にいた50代くらいの男性が、窓の方を見たまま、なにかブツブツ言っている。スーツ姿で会社員風。独り言ブツブツ。
何言っているか聞き取れないが、困ったなっぽい独り言のようだった。
表参道から千代田線に乗り、代々木上原で、小田急線に乗った。
小田急線は学生時代に通学で毎日使っていたが、今では、快速などの種類が増え、しかも朝と夜とでも停車駅に変化あるようで、何が何だかわからない。
うっかり、遠くまで行ってしまうようなのに乗ってしまうこともあるので、もうわからない時は、各駅停車に乗ってしまう。実家の最寄り駅の周辺駅も、いつのまにかに急行や準急が停車するようになっていたりで、どれ選べば早いのか、わからなくなる。
小田急線に乗ったら、嫌なにおいした。
満員ではなかったが、立ってる人が多かった。しばらくして、空いてきて、席も空いたので、端っこに座った。
左横にひとりぶんスペースあって、その横に、ちょっと体の重そうな、アラカンくらいの男性が座っていた。やはりスーツ。なぜか、右手で、空いたシートを撫でていた。
ちょっとして、その人が、少し私寄りにずれた。別に私に近づこうとしている風ではない。ずれて、その人の左側に座っていた女性との間にスペースをつくり、その男性は、左横の女性のスマホを思いっきり眺め出した。
つまり近すぎると画面が見えなかったから、少し離れたわけ。
女性が電車を降りると、その女性が座っていたところの更に左に座っている女性のスマホをガン見するために、その男性は今度は左にスライドし、女性とはちょっとだけスペース開け(近すぎると見えないようで)、また、思いっきり女性のスマホを見つめていた。
なんか嬉しそうだった。
(こわい!!!笑)
目的の駅に着いて、母から野菜などを受け取り、また戻る。
上り電車が来ている気配。
荷物重!と思いつつ、エスカレーターを上っていたら、勢いよく、私を追い越して上って行くアラサーくらいの男性がいた。
ギリギリで電車乗れた。
そのアラサーくらいの人、なんと私の前で乗ったと思いきや、すごい勢いで他のドアから出て行ったようで、ホームを跳ねるように走る後ろ姿が車内から見えた。
他の客も驚いている様子で、何事かと見ていて、
「エキストリーム駆け込み乗車」と声に出している人も。
夜の上り電車は空いていて、なんか好き。がらがらだし。
ぼーっとしてから、本を読もうと思ったら、前に座っていた3人組の60代くらいの女性たちの声がものすごく大きすぎたので、本を読むのはあきらめた。
3人は健康診断や検査や手術の話をしているようだったが、みんな勝手に話している感じで、目の前にいるのに、何言ってるのか分からない、ただの騒音だった。
また千代田線に乗り換え。目の前の女性が、若い人っぽい格好していたのだが、実はそんなに若くなくて、装いすべてが顔から浮いていたので、装いは自分の自由とはいえ、ちぐはぐな感じになるのは避けたいものだ、と考えたり。
似合ってたらいいんだけどね!
表参道でまた銀座線に乗ろうって時、ホームで、酔ってご機嫌の男性二人と女性が
別れの挨拶をしていた。すっごいご機嫌。
酔ってご機嫌で自分でもちょっとわかってないくらいにふわふわしてる気持ちよいぎりぎりのところくらいのテンションでの人とのやりとり。
はたから見るとこんな感じか
などと思いながらちらっと見て、電車に乗り、最寄り駅に降りて駅のトイレに寄ったら、二人の50代くらいの女性が、ファスティングについての話をしながら出て行った。
色んな人見かけたけれど、みんな何かしら悩んでも、なんとか毎日やってるんだよね。
家に帰って、母がくれた野菜をどう調理しようかと。白菜、キャベツ、大根。
夜中に白菜を切るのはなかなかの格闘(洗ったら水ジャバジャバ、切る時も包丁入れたら、ぶわっと広がってまな板から落ちそうになる)。
とりあえず出汁と塩と油揚げ、醤油少々で煮て、やることやって寝た。