レンタサイクル屋、チェックしていたところの一つ目に行ったら、店のおじさんがちょっと癖ありな感じで、うちほど親切なところはないみたいなアピール。
自分たちは3時間借りたかったのだが、3時間はないと言われ。
2時間か4時間だと。4時間で1500円。
4時間は使わないし、電動アシストの値段だったので、う~~ん、、、と思った。
すぐ近くにある別の店では、シティサイクルや、MTBもあり、そちらの方が安かった。電動でないから。
電動アシストって乗ったことないのと、自転車乗るなら、自走だろ!
電動アシストなんて自転車に乗る意味がない!と思っていたから(アシストっていうだけあって、電動でアシストできる割合って決まっていて、人力も結構使うってこと、後で知った)シティサイクルを借りようと思っていた。
以前に長くMTBに乗っていたので、MTB借りたい!!っていうのもなく、荷物もあるから、籠付きのシティサイクルでのんびり走ればいいだろうと。
最初に行ったレンタサイクル屋の人は、なんか、すごく押しが強かったので、ちょっと不気味な気分になり(失礼)、
今回のつれも、安い方がいい、運動になる方がいいっていう考えだったから、シティサイクルでいいのでは、、、と。
押しの強いレンタサイクル屋は、よそは、コースの説明してくれないから、貸すだけだからとか、うちは説明するから、とかしきりに言って、貸し出しの記入用紙に記入勧めてくる。
う~~ん、えーーとちょっと、向こうの店見てきていいですかwと勇気出して?言ってみたら、当然怪訝な顔をして、いいけれど、こちらの値段をあっちに教えないように、と言う。向こうの値段もこっち知らないからって。
えー、近所でそんなことあるのか?って思うし、観光案内所でもらった紙や、ネット見たら、向こうの店のレンタル料も書いてあるし、、、、どういうこと?
単に仲悪いのかな、、、、と思いつつ、違う店に行ってみた。
その違う店は、シティサイクルは貸出料金安いけれど、電動アシストは、最初に行った店より高かった。
そこのおばあさんに、自分たちはどこそこ行きたいけれど、シティサイクルで行けるかと聞いた。
さっきの店で、この島はほとんど坂だらけだから、電動じゃないと無理って言われてたので。
すると、おばあさんも、「あー無理!電動じゃないと無理」って瞬時に答えた。
シティサイクルあり得ん!って感じで。
(伊豆大島は本格にサイクリングしてる人には、当然自走で島一周、風景楽しみながら走れる場所として知られている模様。)
そうなのか、、、だったら、さっきのところで借りるか~と、おばあさんが他の客接客しているうちにそこを出て、さっきの店に戻ったら、
店の人が、ちょっとぼかんとした感じ(さっき、気を悪くしただろうからね)で出てきて、あ、借りるのねって、反応。
向こうのひとも、電動じゃないと無理!っていうから、シティサイクルで行くのやめたと言ったら、そうでしょ!、って。
一か所、平らなコースが少しあるけれど、それ以外はほんと坂続きだと。
シティサイクルやMTB借りる人いないから、うちは、それらをひっこめてると。あるにはあるけれどって。
行きたいところはどこなのか聞かれたので、それを言うと、こっちじゃなくてこっち通ってねとか、ポイントの説明をしてくれた。
荷物も預かるよとか、店の上の喫茶店で注文するの、100円引きになるからとか、なんか色々言ってきて、こんな親切な店はうちだけだとまた言う。
話が長くて、サイクリングの時間が減ってしまうので、ちょっと焦った。
というのも自分たちにはそんなに時間が残されていなかった。
その日の宿泊先方面、午後、バスがない。しかもバスは、平日は全くない。
シーズンで変わるのかもだが、その時期は、土日に午前に一本あるだけだった。
タクシーだと3000円くらいかかるらしい。
というわけで、ホテルの送迎バスが1回だけ来るので、それに乗るために、3時45分にはバスが迎えに来るところに行かないといけない。レンタサイクルの店の目と鼻の先だが。
もう1時くらいだった。
電動アシスト初めてなので、使い方を聞いて、出発。
聞いていた通り、ほんとうに、坂だらけで、すぐに思った。
電動じゃないと無理wwって。
坂の上がり下がりを3回くらいした後だろうか、サイクリングの一番の目玉の、地層切断面が目の前に現れた。
高さ約24メートル、長さ630メートル。
ほんっとに、バームクーヘンみたい。
伊豆大島、百数十年に一回、大噴火して、その時に降り積もったものが、このように層になっている。
これ、一万五千年分の堆積物らしい!
地層とか興味ない人が見ても、うわーーーってなるレベル。
というのも今回の旅ともがまさにそうだから。
そしてまた漕ぎ出したが、友人は、サイクリングが清々しくて楽しすぎて、めちゃ飛ばしていた。
自分は、道も気にしていたし、元々自転車割と乗ってただけに、下りとか、用心深くなるしで、あんまり暴走できず。
車は時々走り去っていくが、自転車の人はいなかった。
海岸沿いにも、黒い、溶岩みたいなのがあちこちにある。火砕流のあとっていうのか、正式名称分からないが。
余計なものがほとんどない感じで、すがすがしい・・・
気持ちよいサイクリングを進めて、そろそろ目的エリアに近づいた。
その日の自分たちのサイクリングコースは、元町港から波浮港(はぶみなと)往復。
👆参考。
地層切断面のあとで、砂の浜というところ寄る予定が、友人が飛ばして行ってしまったので、曲がるところをかなり過ぎてしまい。
帰りに寄ることにして、最初は、波布比咩命神社(はぶひめのみことじんじゃ)へ。
誰もいないし、静かな雰囲気。さっと参拝して、さっと出た。
それがちょっと後ろめたい気分にもなったのだが、時間が押してたので(これがよくない。)。
ものすごい激しい坂を上って(崖みたいなw)、ほんとアシスト凄いなあと思いながら。
見晴らし台に到着。
ここまでにしておいても良かったかもしれない。
静かな港の様子。波浮港。名前もふんわりしていて、なんか合ってる。
古い街並みが残るエリアがあると、ネット記事で見ていたから、気になっていて。
古い町並み系で行きたいところのひとつにいきなり到着。
無料で中を見えるのだが、
無料公開レベルっていうの、納得した。
しかし、この明治時代の建物、当時のお金持ちのお屋敷で、大谷石など、ここでとれないものを使っていて、伊豆下田の影響が大きいそう。賑わっていたころ、客の宴会をするのにも使っていたらしい。
時間あったらゆっくり見るのだが、これまた駆け足。
近所の家、、、っていう雰囲気。
家というか公園化してるというか。
この近くに人気のたい焼き屋があるが、お腹空いてなかったのでスキップ。
人の気配はあった。
伊豆の踊子記念館にも行きたいし、レンタサイクルの人がしきりに、港の水が綺麗って言ってたから、港の方まで下りてみようと、階段を下りて行ったが、
かなり段差が大きい、イレギュラーな段の階段だったので、これ降りたらあとがやばいな、、、、と思った。
降り切ってみたものの、確かに水は綺麗だが、ほんと閑散(明るいけれど)・・・伊豆の踊子記念館に行くには時間が足りないかもっていうのもあって、また、うえに登って行った。登りはかなりきつくて、ここまで下りてこない方が良かったのでは?ってくらいだった。
ネット情報で見るよりも、実際行ったらしょぼかったっていう観光地多いけれど、ここは、前情報で思っていたよりもずーーーっと、さびれていたというか、賑わいが無かった。だからといって、どうってことない感じ。
この全然観光地っぽくない(いや、ここ的には観光地なんだろうし、賑わう季節もあるのだろう)、普通に、生きてるっていう雰囲気がなんか新鮮というか、、、、
特別際立つものはないけれど、とても美しい風景。
自転車のところに戻って、折り返す。
そのあと、事件は起こった。