次なるは、マルタ島から北西6キロ、フェリーで30分ほどのところにあるゴゾ島にある、
ジュガンティーヤ神殿。何気に世界遺産です(前回紹介した二つも世界遺産ですが)。
ビジターセンターから入る。
やけにシンプル。中は涼しい。
またしても、予習的な展示などがあるのだが、これが結構面白くて、
例えば、古代の人の髪型の展示の前に立つと、そこに自分の顔を映しはめ込みできたり。
上の写真の展示のように、発掘したものの髪型が、今の髪型にもあるよね、みたいなのも面白い。
ビジターセンターを通り抜けると、下り坂。
もう見えてる。
これは正面の右側。紀元前3000年頃のもの。
左側もアシメトリーのようにある。・・・・大きすぎて写真におさめにくい。
なんせ全長6メートル。
これは左側。紀元前3600年頃のもの。
ジュガンティーヤ神殿は、マルタの古代遺跡で現存状態の良いもののなかで最も古いとか。・・・世界で最も古いとマルタ観光局のサイトには書いてあった。
外側が固い珊瑚質の石、内側は加工しやすい柔らかい石を使ってるって。
現代の人の考えと変わらない。
巨大な石は、やはり、丸い石の上にのせて運んだ模様。
内側にはいくつも部屋があり、やはり、祭壇やら祈りの部屋、生贄をつなぎとめておいた穴や、生贄を清めた石や、洗った場所も残っている。
後ろの横側。
屋根としては、木材とか動物の皮とか、でふいていたらしい。
20トンの石を使ってるとか、外壁8メートルとか、色んな記事を読んでみても情報がバラバラなところもあり、しっかり信頼できる本でも読まないとよく分からない。
資料館のデータも、英語なので、日本語で解説してるサイト記事も、読みようによってとらえ方が違ってくる・・・・と思った。
ジュガンティーヤ神殿は、左右アシメトリーのような構造なのだが、手前から奥へは、くし団子ふたつ、みたいに部屋が並んでいる。
機能としては、豊穣を祈るための場所で、生贄の動物を捧げ、清め、祈る場所だったよう。全体的な形の意味は、子宮だとか。
機能性とデザイン性がちゃんとある。
凄いね―――普遍的!
5000年前の神殿の意味も構造も、今の人にもすんなり通じるわけですよ!
祈りだって変わらない!生贄じゃなくて供物になっていても、感覚は変わらない。
ところで、私の写真からは、ジュガンティーヤ神殿の全体像が伝えられないので、
マルタ観光局の古代遺跡ページを是非見て欲しい!
上からの写真もあるので。
さて。
神殿下って行ったら出口があり、また入り口の方へ引き返すには、外側の道路を歩く。出口の近くには小さな売店があり、そこで涼んだり、水を買ったりできる。
また入り口の横へ戻った(その近くに他の観光スポットがあるため戻った。)
自転車置き場のマーク、分かりやすい。しかし、これ、金属だからあっつあつ。
・・・・こう見ると、どこに遺跡?!だよな・・・なんか周辺静かだった。
観光客以外に歩いている人もほとんどほとんどいないし。
もうひとつ遺跡紹介したかったが長くなったので、また、続く・・・