2020年の8月。函館から洞爺湖、そして室蘭へ行った。
この時、小雨と風が強くて、目をちゃんと開いてじっくり風景見れなかった。
しかし、円錐型の大きな岩は目立っていた。
地名:チャラツナイ・・・・滝をなしてサラサラ流れる小川。
小川が近くにあるらしい。ここからは見えなかったが。
コタンカラカムイ(天地創造の神)が、鍬とまさかりと石鎚を使って天地創造し、作業が終わった後、その道具を捨てて行った。
道具は、その後腐って、魔神や悪い水になり(悪い水ってなんだw)
まさかりだけが重くて、他の何にもなれず、そのまま岩となったという。
ここの崖から見える一番大きな、円錐型の岩がそれで、ムカル・イソ(まさかりの岩)と呼ばれている。
って看板に書いてあったが、土地土地にエピソードがあるところが、土地への思い、人がその土地を借りている存在だという意識、神への畏怖みたいなものを感じる。
こちらは地球岬。
「ポロ・チケップ」(親である断崖)が、チケウエ~チキウ、チキウ~チキュウと変化して、「地球」だって!!!
昭和60年、61年には大人気の景勝地だったそう。
海は青いようだが
見通し悪かった。
天気のいい日は下北半島まで見えることがあるって。
反対側を見たら、遠くになんかもわっと見えるが何かわからない。
水飲み場が地球型。
毒まんじゅうって何だろう。
賞味期限が心配な感じだ。
食中毒っていう毒じゃないよねw
上に乗ってるCDはまさか、鳥よけ?
移動してみたところで、やはりどこも、霧というか小雨というか。
室蘭八景については、検索してみるとアイヌ語についてや、説明も物語性があって面白かった。サイト内に、こういう参照があったが
有島武郎(ありしまたけお)「潮霧」(しおぎり)より
「来た方を振り返ると、大黒島の灯台の灯だけが、聖者の涅槃(ねはん)のような光景の中に、小賢しくも消えたり光ったりしている、室蘭はもう見えない」
やはり室蘭って、なんか霞がかってよく見えなくなる場所なのかなぁ。
ちょっとミステリアスともいえる。
室蘭の街中へ向かい、飲食店を探した。
街は静まり返っていて、シャッター閉まりっぱなしみたいなところも多く、人も見かけない。
目星をつけた店に行ったら、今日はもういっぱいで、終わり!って!!
えっ。
そして次の候補の店に行ったら、中は人がいっぱいで、ちょっと待つことに。
しかも、メニューによっては本日分完売。
メニューは英語表記までついていた。
周りに人いないのに、店の中だけ人がいっぱいいるという状況にびっくり。
どやどやと、家族連れが出たり入ったり。大盛況のようだった。
すごく奥行きのある店で、この写真の右側にはテーブル座席がいくつもあり、この写真の手前側(写真内の最奥は入り口)にも座敷席がある。
店員さんが忙しく働いていた。
さて、料理がやってきた。
ふたを開けたらこんな感じ。
・・・衣量が多い、レトロ天丼。
完食できなかった・・・。
室蘭の思い出は、霧まみれで見えなかった崖っぷちと、衣の多い天丼と、飲食店の中だけ人がいた、ということ。
こういうのも行かないとわからない。旅の面白いところ。