酒田の話の続きです。
酒田は昔、とても栄えていたということだが、いつまで栄えて、どうなったのやら。
港町、酒田が栄えていたころの料亭が、観光スポットの一つになっている。
山王くらぶっていう名前はどういうことなのかと思ったが、中は見ごたえあった。
二階の広間。
傘福というらしいが、こういうの、九州の柳川でも見たな。
ここでは、製作体験もできるらしい。
辻村寿三郎氏の人形たち。現代的美人に思える。
一階には休憩処や、旧料亭時代のままの雰囲気を伝える部屋、展示スペースなどがあった。
旧料亭の雰囲気を感じる場所もあった。
当時の接待の様子を再現した部屋。
こういう感じは今もありそう。
綺麗な飾り菓子。
お召し上がりになれませんとある・・・
酒田の観光スポットの一つとして、土門拳記念館がある。
土門拳氏、酒田で生まれたが、7歳の時には東京に引っ越したそう。
1974年酒田市名誉市民第1号となった土門拳は、自分の全作品を郷里酒田市に贈りたいと語った。酒田市はそれに応え、1983年土門拳記念館を完成した。敷地は、市街地から南西4kmに位置する飯森山公園の中に選び、美しい自然林と丘を背景として、前面に池を配し、秀峰・鳥海山を眺望する絶好の場所に建物を据えた。→土門拳記念館ホームページ参照。
静かな、開けた場所。
ここの建築は、葛西臨海水族館や豊田市美術館などの設計をした谷口吉生氏の設計。
周りの公園で遊んでいるグループも少しいた。
土門拳氏の作品7万点所蔵らしいが、展示はあまり多くなかった。
来館者は、ぽつぽつといた。
肖像写真、自分が知らない人のも多かったが(この写真の左の人、俳優さんらしいが知らない)、エピソード付きの面白いものがほどよく展示されていた。
室生寺シリーズ。構図の勉強になるというか。
感想としては、もっと展示あるといいなぁと思ったが、多すぎるから、時期ごとにテーマで変えているのだろう。でも結構不便な場所だし、せっかくだから、もっとあるといいのだがなぁ。
イサムノグチ氏の彫刻や、勅使河原宏氏による庭など、見どころはあり、
時間あれば、ゆっくり過ごすのもいいかも。
自分は、この、イサムノグチ氏によるここの仕事について、イサムノグチ氏の展覧会で知っていたので、実際に見ることができてちょっと良かった。こういう彫刻は、写真では空間の感じがわかりにくいから。
上の彫刻は、土門さんだそう。
地方の広いところにある美術館、日本のって、スタイリッシュすぎるのか、なんか寂しく感じる。自分の場合。
酒田観光話、続きます。