やっと首都バレッタに到達。
マルタ島を横長の右肩下がりの楕円形とすると、右肩寄りの方に首都ヴァレッタはある。
↑のサイトにあるように、町全体が世界遺産。
16世紀に聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)によって築かれた。
これまで回ってきたマルタの他の場所とはかなり違っていて、ここから観光始めていたらマルタの印象もまるで違ったかもしれないと思う。
南イタリアにありそう?ヨーロッパ風味の強い街で、観光に来た!と思うような華やかさがある。
自分が泊まったところは、メインゲート前の広場の近く。バスやタクシー乗り場があり、早い夜の時間、広場では観光客たちがくつろいでいた。
マルタでは、バスは乗り場が分かりにくく、タクシーはぼったくりが多いと知られているのだけれど、この広場に来れば、前もって買えるタクシーチケット売り場もあるし、様々な場所行きのバス乗り場も集まっているので、便利。
マルタでも、音楽フェスがあり、位置的には、ヴァレッタと古都イムディーナの間辺りと言えばいいのかな、とにかく何にもない場所に、ナイトクラブのようなものがあるエリアがあって、そこでの開催だった。
割と早めの夜から、朝4時ぐらいまでがメイン時間帯で、日程も二日間+アフターパーティなので、昼間っぱらから夜までってわけでもないし、参加しやすい方かなーとは思った。
で、マルタでは意外と古風な・・・かなり前に人気絶頂だったような派手派手しい分かりやすい音楽が今もおそらく大人気で、もうよそで、まだやってたの?と言われる大御所DJも人気高いようだった。
メイン会場と、森の中風の会場×2、洞穴会場(地下)、建物上のプールのある会場があり、どれも近いので移動も楽。
つまり、小規模(と言っても海外でのフェスは他にアムステルダムのしか知らないし、日本でもフェスは小さいのしか行ったことないから、比べようにも・・・・)。
洞穴と呼ばれてる会場は窒息しそうな蒸し風呂状態だったので、ちらっと見ただけで脱出。
プールのある会場では、突き飛ばし合ったり、自ら飛び込む(服のまま)人とかいたが、私が気になったのは、みんなのスマホである。
水没させる人いそう・・・と。
音楽は聴きにくかったので、他の森っぽい会場(一応、cosmic stageという名称だったが、それほど宇宙っぽくはなかった)へ行ってみたが、マルタのDJや、新人のDJの時に行ったので、フーンという感じで結局一番多く、boiler roomの会場にいた。
しかし驚いたことに、他のフェスでのboiler roomではもうぎゅうぎゅうで近づけない!ってこと多々あったのに、ここでは東京でのどこかのライブ会場の混雑よりも余裕があり、移動も容易な方だった。
そこでどうやら現地人ぽい人たちも多く見かけた。話しかけてきた女の子が、マルタの子だと言ってたし。
マルタでは観光客が多いので、マルタの人がどんなかわかりにくかったのだが、ここでは、わりとマルタの人がかたまっていたので、なるほど、こんな感じかと・・・・
まず、女性は、背丈は小柄だが、割とボリューミーな子が多かった。しかも、ぎりぎりのジーンズ短パンだったり、露出度も高め。セクシーとか色っぽいって、別に肌見せればいいものではないが、マルタでは、隠すより出す、アピールするっていうのが当たり前なんだなと思った。日本みたいなゆるふわ系は皆無。
男子も元気いっぱいな暑苦しい感じで、タンクトップと短パンとか・・・ファッションに凝ってる感じはなく、男!ってアピール・・・髪も短髪で、がりがりすらっとしてる人より、ずんぐり系が多かった。
スペインの女の子で小柄で出るところだけ出てるような女子いるけれど、そんな感じの女子と、ちょっとアラブ入ったような男子?小学生みたいなやんちゃ系とか。
あんまり大きい人はいなかったな。
ヨーロッパ人のグループや、韓国、日本からの旅行者もちらほら見かけた。
ファッションの凄いのとかはいないし、なんかのんびりしてる客層。
たまにおかしいのは当然いるけれど。
音楽は普通に楽しめたが、お酒の種類はかなり乏しく、ビールもスポンサーのバドワイザーだけだった。
のんびりと楽しんで、さて帰ろうとなったとき、問題発生。
というのは、タクシーばんばんくるって聞いてたのに、タクシーちょろちょろしか来ない。
地元の人は思いっきり飲酒運転で帰ったり、前もってお迎え頼んでたり(そう言ってた人がいた)。
ネットで配車サービスみたいなのもちゃんと動いてなくて
会場の配車サービススタッフもいないし。
帰りに困った風の人たちがあちこち、大通りに向かって歩いているのであった。
しかし乗りたくても車もほとんど来ないし、来ても、誰かの迎車。
結局、なんとかやってきた車(白タク)を捕まえるしかないわけ。
乗り合い状態に最初からなってる車もあれば、その場で乗り合いになってる車もあった。
タクシーっぽくなくても、捕まえたらタクシー業務してる・・・二日間の一日目は、
いちおうタクシー捕まえたが、当然高めの値段で、普通に乗る場合の3倍くらいの価格。二日目は配車サービス使ったにもかかわらず、車来なかったので、適当に走ってきた車捕まえたら、やっぱりタクシーだったので、こっちから言い値(前の日のぼったくり価格)で、それ以上高くさせないようにして使った。
フェスで話しかけてきた日本人の旅行者は、知り合いがいることとか、泊まってるところの主人が迎えに来てくれるといったことを言っていたので、マルタでのこの、まだまだこじんまり?したフェスは、地元仕様なのかなぁと思った。
まあ慣れてなくても方向さえわかっていれば、歩けるし、朝になればなんとかなる。
治安的に怖い!ってことはないのは幸い。
考えてみたら、マルタでは、この路地裏怖いとか、人の気配的に危険を感じたことはなかったな・・・。