9月半ばの連休は、どこも大混雑だったようだが、島原でも、道中渋滞あったり混んでいた。九州だと、土砂災害などで道が壊れたことが原因の渋滞、多いように感じた。
遅めの昼食を、雲仙観光ホテルで。
雲仙のこの一帯は、1934年に日本初の国立公園となり、1935年創業の雲仙観光ホテルは、1932年から始まった、外国人観光客誘致ために建てられた宿泊施設の一つだった。参考:雲仙観光ホテルのサイト。
9月の半ばだったが、涼しい。空気が冷たい。
欧州人にとって、九州の暑さはきつく、このあたりは、避暑地としてにぎわったらしい。
泊まるのはかなり高いみたいだけれど、ランチは割と気軽に利用されているようで(クラシックホテル好きに、か。)、人も程よく入っていた。若い一人旅らしき男性も、グループもいた。
自分が席を立つ頃には他の客もほぼいなくなっていた。窓から涼しい風が入ってくる。
客室はウイリアム・モリスの壁紙だとか、内装にこだわってはいるものの、当時のままなのは、ここからここまでで、後は改修しちゃってますと、結構はっきりしている。
山小屋、チロル風らしい。豪華な山小屋だな。
しかし、誰もいない時に歩いていたら、ちょっと怖いかも?
レトロモダン、怪奇小説向け、といえないこともない。
DINNGのライトが気になった。かわいい。
ドラはどういう風に使うんだろう。
エントランス入るとすぐに、階段。宿泊客でなくても、ロビーは自由に見れる。
ビリヤード室や、
図書室もある。
入り口付近の写真を撮ろうとしていたら、ひとがひっきりなしで、なかなか撮れなかった。
外国人がいっぱい賑わっていたころ、どんなだったのだろう。
たぶん、横須賀六本木、じゃないけれど、威張り腐った外国人と、人間扱いされてないんじゃないかっていう日本人が・・・って気がしてしまったり。
当時、すごく流行っていたころの町の写真などもあった。
ホテルの周りは今ではなんだか寂しい雰囲気。
その週末は、他のホテルも満室ばかりという、コロナはどこへ?と思うような観光客の入りだったのだが、周辺歩いていて気づいたのは、
廃ホテルが多かったこと。
多いと言っても3つだけれど、狭い範囲にと思うと、多い。
それも、やっていたころの気配がある。
中心部にある、地獄めぐりをすることにした。
煙が出ている地獄なので、別府のとは違う。
この案内の左の方に、猫に餌をやらないでとある。
看板の下を見ると、
猫がいた。
地獄周辺、猫がぬくぬくと横になっているのを見かけた。
危なくないのかなってところにもいた。
秋を感じる爽やかさ。カップルも割と多く、楽し気に散策していた。
そんなに範囲、広くない。
この辺りからか・・・このもうちょっと先だが、殉教したキリシタンの碑がある。
改宗させるための責め苦。熱湯かけたり、処刑したりした場所。
まさに、地獄。
なんとも言えない気分になった。
ここ、結構やばい温泉地じゃん。
この地獄の真正面みたいな場所に、ボロボロの巨大廃墟ホテルがあり。そこは星野リゾートが新しく何か作る予定のようなことをネット記事で見かけた。
星野が出来たら、どうなるんだろうな。この町。
神社の周りも寂しかった。夕方だったからか。
お土産屋さんも早々と閉まり。
飲食店もあまりなく、その日は近くの居酒屋へ行ったのだけれど、帰り、空は星がいっぱい・・・!
だけど、夜道、怖かった。