今年の2月の連休に、ベトナムのフーコック島に行った。二泊三日。
フーコック島という島について、自分は全く知らなかった。
位置を乱暴に説明すると、縦に細長いベトナムの、南の方の左側の方にあり、カンボジアにすごく近い。タイランド湾に浮かんでいて、ホーチミンから飛行機で1時間ほど。
2月でかなり暑くて、昼間の日向にはいられない、少々蒸してもいた。
ホテルの人に、行ってみるのに良さげなところを聞いてみた。
ここ、いいかなーと思っても、
今の季節は、水がない(滝)とか、閉まってるといったことがあるから。
おススメのひとつは、
フーコック島の南の端の方にある、レジャーランド、Sun worldがあるところのビーチでの夕日!
そこに行くためのケーブルカーは、世界一長い距離をいくもので、まだできたばかりで、キャンペーン価格で乗れるし!
ということで、行ってみた。
フーコック島の南の端っこの方から、Hon Thom Islandに開発中のSun world Hon Thom Nature Parkをつなぐケーブルカー、その間の距離、7,899.9m
ギネスブックで世界一とされているらしい。
まずは乗り場へ。2018年開業だそうだが、Sun Worldというレジャーパークは、他にもあちこちにあるようで、ケーブルカーも同じようにあって、ギネス更新塗り替えていっているようだ。次々新しいのができて。
遺跡風の乗り場。
屋内型アトラクションの順番待ちみたいなところに並び、15分くらいで乗れた。
チケットチェックのところで何やらもめている人がいたため、空いている割に時間かかったようだった。そういうところがスムーズでないところも、まだオープンして色々途中という感じ。
自分が行った時は、オープンキャンペーン価格で、30万ドン。(約1500円)
通常は50万ドンらしい。
大きなケーブルカーなので、大勢入るし、どんどん来る。
中国人の家族連れと一緒のケーブルに乗った。
最初に、がくん!と下がって、乗ってた客が、キャーキャーはしゃぐ。
それからしばらく、
みんな窓の外に夢中。
ケーブルカーに乗ること自体が、観覧車や遊覧船のような娯楽性。
フーコック島は、タイのナンプラーに似たヌクマムや、真珠が名産だし、イカも良く獲れる。
漁船だらけ!
約8キロを、30分くらいかけて渡る。
降りたところで、すでに帰る人たちが乗っていくのが見えた。
帰り、大混雑だったら嫌だなあ。
家族連れの中国、ベトナム、韓国人(?判別つかない)や、ロシア人の小さなグループが多かった。
まだ新しいし大きいよなぁ・・・デザインもなかなか可愛い。
乗る時に、大騒ぎの子供とか興奮気味の大声のグループと一緒になったら、30分は結構長いかもしれない。
到着した先の建物もすごく大きくて
イメージとしては、沖縄の美ら海水族館の水族館自体の入り口とその周りの吹き抜けくらいの大きさはあり、がらんとしている。風通しがいい。
周りには謎の像がいくつもあって、ジャングル風、というのかな。
プールなどあるようだったがまだ建設中。
再び、ミニバスに乗って、ビーチへ。それは無料で、乗って10分もしないで、ビーチに着いた。バス乗り場も並んでいたが、どんどんバスが来るのでそれほど待たず。
あづ~~~~~~~~~~~~~~・・・・。
ビーチは狭い範囲内に大勢の海水浴客がいて、きゃーきゃーわーわー。
坂を下る形で浜になるのだが、その傾斜も人がいっぱい。
水際にベンチがあり、まだ、色々整ってないからか、無料で使える。
やっと場所見つけたが、日が当たる~~パラソルあり、角度工夫してなんとか・・・
しかしどうも落ち着かない。
ふと周りを見たらヤクザチックなロシア人カップル×2が、タバコ吸ってビール飲んでは、ゴミをぽいぽい後ろに投げていた。
この写真の砂浜のぼこぼこでわかるように、ここにはいっぱい人がいて、自分の背後の斜面には、あちこちゴミが散らかっているのである。
ピ――――っとホイッスルが鳴り、子供の遠足的な団体のひとつが帰り、海がちょっと静かになったところが、この写真。
中国人らしきカップルがいちゃついていたり、家族と来たお父さんみたいな人が漂っていたり・・・
のんびりと思ったのもつかの間、今度は係員がパラソルを片付けだした。
荷物をこんなとこに置く人もいて、この傘だけはしばらく開いてあったが、
パラソルもベンチも今はまだ無料なだけに、いきなりどんどんお片付けとなったので、斜面の方に移動したが、斜面にはタバコの吸い殻やら割れたガラスがあったりで裸足注意だった。
水温は心地よい温度で生ぬるいので、海に入ると、入りっぱなしになる。
海の中快適で。しかしこの感じでは、海の中も結構汚れているかもなぁと思った。
有料で片付ける人がいないと、そんな風になるのかな。
個々が片付けず、片付けるのはその仕事の人、という風にはっきり分かれているのかな。しかし、みんな気にならないのかなぁ。綺麗な海の周りにゴミ散らかして。
ケーブルカーから夕陽を見ようと、帰り道。
ビーチからケーブルカー乗り場も、送迎バスで、しゃーっと戻り、ケーブルカーもスムーズに乗れたが、レジャー施設が完成したら、どこで何に乗るにも、行列で長く待つことになるのか?
それくらい人来てくれないと困るだろうなと思うほど、施設の規模は大きかった。
帰りのケーブルカーでは、スイス人の大きな女の子たちグループと、中国人の若い男二人と女一人というグループと一緒になった
スイス人の子たちは、ケーブルカーの中に、水着を干したりしていた。
中国人の男の子たちが、彼女たちに記念写真の撮影頼まれたのを機に、懸命に話しかけていて、女の子たちが相手にしてあげている図となっていた。
30分個室に一緒っていうのは、何か物語、作る時間あるな。
タイの島では、夕日を見れなかったことが多かったが、フーコック島では穏やかに沈む夕日をこの日以外にも見れた。
ゴールが近づいてきた。周りは建設中の建物だらけ。宿泊施設らしきものとか。
ケーブルカーの終了時刻だったので、さらに人少なく。
このケーブルカー乗り場にはお土産屋や、インスタ撮影スポットのようなものもあり、女の子たちがポーズを取っていた。
ここと島の中心部を結ぶ道も、新しく作った道路、という感じだった。
テーマパークが完成したら、中国人とかベトナム人の観光客がもっとわんさかやってくるのかな。
設備は進んでいる割に、人の意識はまだあんまり進んでいない?
設備に合わせて、人が変わるのか。
Sun worldの土産物売り場は、日本のテーマパークなどのお土産売り場に雰囲気が似ていた。
これまで、フーコック島も知らなれば、世界一長い距離をいくケーブルカーも知らなかった。
現在のベトナムのひとつの様子を見れたように思った。