去年の秋の奈良旅話の続きです。
奈良県橿原市(かしはらし)にある、大和八木駅の近くに泊っていた。そこの朝の見晴らしはなかなか良かったが、
どっち方向がどれでなになのか、わかりにくかった。
しかし独特な感じではある。
このぎっしりとある建物を取っ払った状態が想像できなくもない。
妙になだらかな稜線とその間のうっすら雲。
なんか、飛鳥って感じ?
さてその日は、レンタサイクルでまわることにした。
レンタサイクル屋さんへ行くと、すぐに元気なおばあちゃんが出てきた。
自転車は普通の、しかもギア無しのと、電動があり、普通のは1日900円で、電動は1500円。
自転車に乗るってことはエネルギーを使うことであり、電動は論外、という自分。
レンタサイクルのおばあちゃんも、普通の方を勧めてきた。
その日は他に借りる人も多そうだったから、電動をキープしておきたかったのかもしれないとも思ったが。
おばあちゃんも大丈夫って言ってるし、問題ないだろう。
走りだしてすぐ、自転車ってこんな進まなかったっけ?!
ちょっと~~暑いし~~~
思ってた以上に頑張ってべダル漕ぐことに・・・
結構坂がある!!急ではないが、長い上り坂が!
ちょっと不安になりつつ、最初の目的地へ
周りはなんか、奇妙な風景!
この、妙な緑の小山の脇に洞窟のような入り口があって、
高松塚古墳があるのだが、本物の壁画は修復作業中で、時々一般公開しているようだが、見学は競争率高いみたいね。
高松塚古墳自体は、藤原京の時代(694~710年)のものらしく、壁画の絵の特徴は、高句麗風の服を着た女性たちが極彩色で描かれているということ。
自転車で汗かいて、暑いし、あまりテンション上がらず。
再びペダル漕ぎだす。
次に見えてきたこんもり。後ろどうなっているのだろう。
よくわからないが近づいてみた。
天武天皇、持統天皇・・・知っている名前が。
天皇として初めて火葬されたんだ。
その後ずっと火葬?どうなんだろう。
鎌倉時代に盗掘されたってwでもそのおかげで中が見れたのか。
緑で丸く覆われてて不思議な感じ。
これがエジプトだったらピラミッド?
その後しばらく平らなところ走ってたら、亀石っていうのがあり、
どこが亀だよ、単なる丸っこい大きい石じゃん、って写真撮って。
後で見たら、左側に顔があったのか!(右側の方に頭だと思って見ていた。よくも見ないで撮ってるし)
確かにほのぼのとした顔の亀。
湖の対岸の当麻(読み方、”たいま”)と、この場所、川原の間で喧嘩があり、長い喧嘩の末、湖の水を当麻に取られ、湖に住んでいたたくさんの亀が死んでしまった。何年か後に亀を哀れに思った村人たちが亀の形を石に刻んで供養した、とあるが、
今、亀は南西を向いているが、もし西を向き当麻をにらみつけたとき、大和盆地は泥沼になるという
ってところ、奇妙で面白いな。
明日香村についてはサイトに観光案内詳しい。
(続く)