やっと、下りてきた。
下りたらいきなり地面って感じだ。
強い日差しが照り付けていたが、太陽を避けようとも思わない。脱力して歩いていた。
なんだかいい風景。
群馬ですよ。
登った山を振り返ると、名前の通り、岩櫃山だとわかる。お櫃みたい。
岩櫃山は、急な崖があるが、高さはそんなにないから、行き帰りの体力はそれほど要らない山とされている。
友人はこのあとで、中之条ガーデン行こうかとも予定に入れていたようだったが、山下りたあとは、もうそんな気力ない、みたいな感じだった。
密岩神社に寄りたいから、このコースって、密岩通り選んだようだったが、
別に密岩通り通らなくてもここ来れたじゃん。と思う。
しかしまあ、無事に下りれて、ありがとうございますって、手を合わせる。
友人が、ここで写真撮ってくれという。
「来年の年賀状の写真はこれでいこ」って。
その後、自動販売機を見つけたが、友人は、カード入れ(財布)を落としていて、スマホのICカードも使えず。札も千円札しか使えないと書いてある。
自分の財布の中に、朝チャージするのあとにしよって、残していた千円札があったので、飲み物買えた。
飲み物は2人とも当然持って行っていたのだが、登山途中にちょこちょこ飲んでいたので、この時はもう飲みつくしていた。
いつも、電子マネー使えると限らないし、1万円も使いずらいこともある。
千円札はお役立ち!
郷原の駅に着いたとき、電車が来るまで50分近くあった。
1時間に1,2本あるかないかくらいなので。
踏切渡って、下ったところに、ハート型土偶出土地があるらしいが、
友人はもう疲れたから、座りたい、という。
友人は週3回水泳、週4回筋トレしてるそうなので、体力はあるが、緊張感で疲れたのか、
うろうろしたがる自分に、「元気だねえ!」と2回くらい言った。
7歳違いだから何とも言えないが。7歳違うってどれくらい疲れ方違うんだろうな。
日頃の訓練にもよるだろうけれど。
18切符、友人が落としたカードケースに入ってるので、その時所持してなかったから、無人駅で助かった。
この駅には、綺麗目のトイレと、ICカード使える自販機はあった。
45分、電車待ち、それもこのなんもないようなところで・・・
待合小屋も、蜘蛛の巣やら、ゴミやらで汚れていて、座布団的なものも、じとっとしてそうだった。
東京の普段の生活の中だと、電車来るのが10分後でも、本数すくな!とか、おそ!とか、思うものだが、
なぜかこういうところで、だらっとした旅の途中だと、平気なもので。
ぼんやりしたり、周り見てたら、電車来た。
電車乗ったら冷房効いてて!
あーーなんか、いつもの世界に戻った感じ・・・となる。
山の方、3時以降に雨降るようなこと聞いていたが。
遠くを見ると大きな虹。
高崎について、改札のところに行き、友人のカード入れも無事に回収。
カード入れに入れていたマイナンバーカードの顔写真で本人確認ということにしてもらった。
中の物は何もなくなっていなかった。一万円札も。
日本だねぇ・・・
それにしてももう、二度と鎖場行かない、富士山は死ぬほど疲れたけれど、今回みたいな生命の危険は感じなかったから!こんな怖い思い、ハイキングじゃないwリサーチ足りなかった、などと、友人は言っていたが、
トム・クルーズ気分にちょっとなれたね、って自分が言ったら、
「確かにw でも、それ、登ってる時に言わないと意味ないw」って。
まさかこんなことになるとは、であったが、
分かってたら来てないし、めっちゃ貴重な体験できて、いい思い出になった。
まだ、うちら、やればできるね!って。
あと、ボルタリングはちょっと面白そうって、思った。
手で岩掴んだり、足場探していくのはなかなか面白い。
今後やることはないと思うけれど・・・
・・・・長々と読んでくださりありがとうございました!