続きです。
このゲストハウス、選んだ理由は、agodaのサイトで尾道のゲストハウスで、ドミトリー、安かったから。
ガイドブックに結構出ているの、後で知った。
ゲストハウス、今までいくつか泊まっているが、ほんと色々ある。
「あなごのねどこ」の一階の居間は、まさに、居間、で、コタツがあって、そこに何人か、静かに新聞読んだり、パソコン作業していた。
スタッフの格好は書生さん?志賀直哉とか川端康成とか、それ系の小説の中の風景。
女の人のスタッフについて、連れが、びっくりしていた。
小学生のような大人?!って。見た目的に。
昭和レトロ。
一階の居間の奥には、これまた、映画に出てきそうな、普通で地味なダイニングキッチンがついていて、これまた、時間が止まっていた。
建物の記憶がそのままじっとしているような感じ。
90年代のシェアハウスっぽくもあった。
寝床は二階で。廊下を歩いて階段上って二階に行くのだが、スーツケースはもちろん手持ちで上げないといけない。
二階の部屋、自分が見たのはドミトリーだけだったが、確か、個室もあるはず。
ドミトリー用の部屋は、他の人もいなかった時間で、静かだった。
二段ベッドのようなのがいくつか配置されているのだが、ゲストハウスのドミトリーお約束、シーツ、布団カバーなどをまずつけないといけない。
割と狭苦しいので、布団カバーなどつけるの、結構面倒なのよね。
でも、そういうのセルフサービスだからこそ、宿泊安いわけだし。
畳の部屋に合った色合いの布団カバーやベッド。
ベッドサイドの灯りは暗めで、落ち着く明るさだが、何か読むにはちょっと暗い。
ハンガーが少しだけあって、もう少しハンガー欲しいな、かけるところも。
セーフティボックスやコンセントは、各ベッドスペース内にある。
室内に、ティッシュもゴミ箱もなかったのは驚いた。
今まで泊まったゲストハウスの中で一番、その他のものがないところだった。
商店街寄りのスペース。
じっくり時間あったら、こういうところで二人語らってもいいんだけれど、話し声も周りに気になる静かさ。
自然な静かでなく、お静かに!っていう方の静か。
洗面台周りもレトロ。
お湯もない、ドライヤーのコンセントもない。
当たり前の不便さが好ましくない人には、不満かも。
前の日の福山のゲストハウスがシンプルで過不足なくそろっているところだったので、連れはかなり不満そうだった。
洗面台の周りにもゴミ箱は置いてない。徹底している。
ゴミ捨てさせない方が、汚くならないしね。
あと、飲食は一階の居間でってことになっているし。
他の部屋との間のスペースには、不思議な棚や、椅子、本棚が配置されていて、そこで本読んだりもできる。
なんとか荘って感じ?
黒板あったり、机と椅子あったりが、ちょっと学校風でもある。
写真撮らなかったが、下の階にあるシャワールームがよくできていた。
タイル張り替えているのだが、タイル絵が今どきレトロでかわいくて、これまた外国人喜びそう!って思う作りだった。イラストチックなタイル絵。
脱衣所のスノコや、押して開ける木の扉も、上手に作ってるなーと感心。
洗面台のスペースの横の窓から下を見ると、まだそんなに遅い時間でないのに、商店街はもう寝てる感じだった。
下のカフェ、「あくびカフェ―」も、高円寺あたりの文化圏系レトロ喫茶。
使わなかったが、ちょっとのぞいたとき、カレーの匂いがした。
カフェ系のカレーの。
夜、他の客が戻ってきて、ある客が、すごい咳をしていたので、私の連れはそれが気になるようだった。
そうね、確かに。コロナはやりだした頃だったから、他人の咳も、
怖い!なんとかしてよ!寝れない!って思う人もいるかも。
連れが、せめてマスクして欲しいわ、と言った。
夜、わりと遅くに戻ってきた客が、がさがさ音立てたり、遅くまで電気つけていたのが、連れには気になったようだったが、自分はぐっすり寝れたと思う。