名前は知っていて、だいたいどういうことしている人というのは何となく知っていた。
「甲野善紀身体操作術」
古武術、合気道的なイメージ。
で、観た感想としては、この人は教えるために講習やってるわけではなく、生活のために講習会やってるだけだな、それもオファーがあるからいいわけだが、と。
まず、説明聞いている人たちも、分かってるのか分かってないのか、なんか納得させられてしまうというか。
この人がなんか技かけるぞってなると、受ける方は、かかるぞって体制になってしまう。
そして、結果、騙されたように技にかかる。周りはぱちぱち~と拍手。
何か言っても、周りは拍手。
しかし本人自体が、分かってる。みんなわかってないのに、賞賛してる感じが。
だから、本人も、自分の言ってること信じちゃだめだよと言っていた。
本人自体が日々試行錯誤で、成長していっているから、今日言ったことがあとで平気で変わってしまうことだってあるわけ。
それは誰にも責めれないことだ。本人は人のためでなく、自分のために修行しているのだから。
宮本武蔵、良く知らないけれど、宮本武蔵的?と思った。
手裏剣投げてるのもなんか不思議だったし。笑
この人は、ある生き物なんだな~特別の生き物。
周りに関係なく、自分の行く道をひたすら進んでいく。
なかなかいないよね・・・武術家というより芸術家だな、いや、武術家も芸術家も同じことか。求道するもの・・・
関係者の話でも、この人教えるの下手、というか、分かりにくいとか、
(教える気がそんなにないし、教えられるようなことでもない。)
周りが操作してはいけない、勝手にやらせておいた方がいい珍獣扱い的なコメントあって、やっぱりそうなんだなって思った。
こういう人がいますって、知るドキュメンタリー。
こだわってこだわって、自分の求めるものにしっくりくるまで、探求し続ける・・・他の世界にも共通する。
連休中、結局9本観たのかな、映画。
自粛中見た映画の①~⑦は他カテゴリーに投稿したが、これは、教育?系に入れていいのかな?ということで、こちらのカテゴリーにしてみる。
昨日投稿した「わたしはロランス」の主人公は大学の先生だったので、教育カテゴリーにしてもよかったかな・・・それにしても、特にフランス語圏の映画で、主人公が大学の先生っていうの、すごく多いのはなぜだろうな~。