
続きです。
小諸駅から徒歩20分という近さに、突然、山間?と思うようなところがあり。
そこに中棚荘はある。

明治32年に島崎藤村が小諸義塾の国語と英語の教師として、小諸に赴任して、7年滞在中、この中棚荘によく来ていたらしい。
「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」と自らに問い、小諸で結婚し子供を設け文学者となる決意をしています。
こういう考えとかって今も昔も変わらないような。何があって、何を目指して、そう考えたのか。

落ち着いた雰囲気だが、家族連れや、カップルの姿も見かけ。ほどよくくつろげる。

部屋の窓から、緑は見えるのだが、緑のすぐ先に、普通の団地のような建物など、現代的日常的なものが見える。
ここ、周りも買い占めてたらもっと森感残っただろうに。
中棚温泉を知ったきっかけは、ツイッターか何かで、リンゴをたくさん浮かべた湯舟を見たことだった。
しかしそれは、季節限定であり、10月から。
自分が行った時は、7月で、リンゴ風呂ではなかったが、優しい湯で、くせがなく、この宿や土地の雰囲気に合ってるなと思った。

外をちょっと歩いたら、周りこんな感じ。
千曲川が見たいと思って川に近寄ってみた。

大雨の後だったので凄い勢い!

宿の方へ戻った。蚊が多い。

夕飯時、蕎麦が途中で出てきて。蕎麦食べないと、次のものがやってこない。
さすが、小諸。

翌日。湿気は感じるが、空気の流れが良いからか、日陰は暑くなく。

中棚荘の奥側にある、はりこし亭は江戸時代末期から明治にかけて12年がかりで作ったという、国の登録有形文化財である建物。
ブライダルに使われたり、蕎麦屋としても機能している。

見上げると色々と飾り物が。

築150年。けやきがたくさん使われているそう。
蕎麦打ち体験をしてみたのだが、こねるより、切るのが難しくて、さくっと包丁入れた後、次に入れる間隔と角度が、ほんと意識平らにまっすぐに、気持ちゆらがないようにやらないと・・・

太さがまばらになってしまう!
蕎麦きしめんか・・・
こねるとき、十割だとばらばらしてまとめづらいので、小麦粉の割合ちょい多めだったが、何割か忘れた。
手にくっついたのが、しつこく取れなかった。
自分で打った蕎麦は、そば粉のおいしさはあるだろうが、特に感慨深くもなく、自分が作った責任のような気分で食べた。
たぶん、そんなに美味しくなかったのだろう・・・

喫茶コーナーでミニソフトを口直しに・・・
中棚温泉中棚荘は、ワイナリーも持っているそう。
サイトを見たら色々とイベントもしているようだった。
宿もほんとがんばってるな~と今年特に感じるかも。











