京都どこでも狂ったように混んでるわけではなく、ゆっくり雰囲気楽しめる、とっておきの場所だって結構あると思う。
自分はこすもすさんの記事で紹介されている神社仏閣をだいぶ回ったが、ほんと素敵なところばかりで、しかもバカみたいに混んでるってこともなかった。
が、ずっと前にこすもすさんが紹介してくれて、自分も行った場所のいくつかは、女子好みのガイドブックにも載るようになってて驚いた。
そこのベストシーズンは本当に格別っていうのもあるだろうし、桜や紅葉の京都も行ったことあるが、
京都に限らず、空いていて、その場所を満喫できる、ゆっくり楽しめるのは格別に嬉しいので、5月や10月の京都はその点いい。
有名どころでも、意外に空いてる、、、ってこともあり、以前、広隆寺行ったときに、空いていたから、コロナのせいかと思ったら、お寺の人が、いつも混んでないとか、中国人観光客にも人気出ないようなこと言っていたり、
観光客ちらほらいるけれど、いっがいと混んでないな、って感じるいい場所も結構ある。
昨日母から聞いた話(実家は世田谷区)、先日豪徳寺まで散歩に行ったら、欧米人の観光客であふれていてびっくりしたと。
豪徳寺で???
招き猫がいっぱいあるから?
わざわざ小田急線のローカル駅までくるのか?
今年のこすもすとらべるをめぐる旅で、大原野神社界隈に行けて、満足。
帰りの新幹線までに、ひとつどこか行こうかってことで、仁和寺に行ったのだが
(前記事)
とても広いってのはあるが、全く混んでなくて、気持ちよく回ることができた。
御殿入り口を入って、庭側を見ると勅使門が見える。
勅使門は、天皇家や天皇の勅使が使う門。これは大正2年再建のもの。
松の形、おもしろい。
白い砂の範囲が広い・・・
ここの庭を作ったのは、七代目小川治兵衛(植治)という方で、聞いたら、ああ、ああ!って思うほど有名な庭を作庭しまくってる。
五重塔や茶室が綺麗に借景として見える。
この広々としていながらも、いろんな要素が綺麗に整えられているの、さすが、天皇家のって思うね。
ここの木の形にこだわり感じるな。
これは宸殿の部屋の一つ。
この並びの部屋に、近々、将棋、竜王戦開催するって書いてあった。訪れたのは9月末だったので。
宸殿は、亀岡末吉の代表作。
先ほどからの庭はこちら側から見ている。
離れみたいになってるとそこに行ってみたいって思いますよね?
こんな広がる白砂のある庭がいくつか思い浮かべられるのも、京都だな。
すいてるでしょ。
要素と要素の間の空間も綺麗に整ってる。
👇ここに、境内の地図あるのだが
霊明殿側から見た北庭。
黒書院が修復終わった後らしく、公開していた。
堂本印象の襖絵。
それにしてもここは、創建は平安時代でも、応仁の乱ですべての伽藍焼失して、江戸時代に再建してもまた一部燃えて、明治大正時代に直してってしてるせいか分からないけれど、説明情報記事が少ないような。有名な寺なのに。
襖絵についてはまったくもって、勉強不足。
屏風とか襖絵とか、日本美術鑑賞やら寺巡りなどしてるとほんと多く目にするのだが
作者の名前知ってたり、単純に、絵のすばらしさに感心したり、
この部屋はそういうコンセプトなんだなとか、まるで~~にいる気分を演出してるのかなとか、壁紙的な感じかなとか
あえて、絵ではなく
襖絵にした意味、襖絵としての美、ルールみたいなものは全くわからない。
屏風の方がストーリー性あるの多い気がするが。
今の人が室内に額の絵を飾ったりするのと同じ感じで、美術装飾なのだろうけれど。
部屋の中から見る庭も、額に縁どられた絵のようだし、
生け花の花のようにきちんとしていて、
こんなところでふにゃふにゃだらしなく生活できないよね。
それにしても、京都のお寺に行って、目玉の絵があると思ったら、複製って書いてあることが多いことを考えたら、本物の作品があるべき場所にそのままあって、直に見えるってすごいような。
白書院は修復中だった。
時間わすれてゆったりと見学終えたが、まだ続きがあるのであった。
(続き)