皆さんこんにちは。
今回から少しずつ、学習の教え方をまとめて行きたいと思います。
保護者の方からよくある要望はこちら。
暗記がダメなんです
これは、ほぼ100%の要望です。
講師に聞いてみた
ということで、今回は
暗記に必要な脳みその仕組みについて
お伝えしますよ!!!!
暗記についてのキーワードが2つあります。
ワーキングメモリー
と
認知特性
です。
何年もかかってここまで辿り着いた、私の理論、皆さんに届けー(*´∀`)♪
ワーキングメモリーを考える
皆さん、ワーキングメモリーという言葉をご存知ですか?瞬間的な記憶の保持力のことです。短期記憶に似たものだと思っても良いです。
ワーキングメモリーを使う場面
電話番号を覚える
言われた指示を覚えておく
など。
例えば、教科書とノートと筆箱を出して、教科書〇ページをあけてください。という指示をすると、子どもによってはパニックになります。
パニックになる子とならない子の差はワーキングメモリーの量にあります。
人によるワーキングメモリーの量
一度にどのくらいの量を覚えておく事が出来るのか?は年齢にも比例します。
20歳くらいまでをピークに、緩やかに降下していきます。
ワーキングメモリーは、知能検査で測ることが出来ます。数唱や逆数唱がこれにあたる部分です。相手から口頭で提示された数字を読み上げるとか、逆にして読み上げる検査です。
ワーキングメモリーに配慮する
子どもに指示を出す時に、これは大変重要なポイントになります。
講師から
「テキストだして。〇ページをあけてーって言うと、テキストだすだけで止まってしまう」
と相談をされた事があります。
どうする?
まず、テキストを出す段階を工夫すると良いです。私は、テキストに見やすいようにシールを貼りました。必ず最初に出すものに、黄色のシールを見やすく貼りました。
「黄色のシールをだして欲しいです」という一言で、テキストを出すのに2分かかっていたのに、20秒くらいまで時間が短縮されました。
発達障害の子どもはワーキングメモリーの発達が低め
これは、論文が色々と出ているので、間違いのない情報です。
また、小学生もワーキングメモリーは少なめなので、意識してあげると楽になるポイントです。
まとめ
ワーキングメモリーがどんなものなのか何となく分かって頂けたでしょうか。
この前提を持って、次回から、認知特性と暗記の仕方の説明に入っていきます(*´∀`)♪