前回「SEOから入ると失敗する-2 集客の手段」は、手段について整理をしてみました。
今回は、各目標に対して効果的な手段とその利用法を検討していきたいと思います。
最終的な目的(目標)に対して、現在どのステージにあるか、言い換えれば、どのステージに対して、どの手段が効率的であるかで判断します。
ステージは、下記になります。
認知 → 理解 → 検討 → 購入
詳しくはこちらを参照してみて下さい。
認知を手っ取り早く広げるには、やはりテレビ等のリアル電波系、交通広告が効果的です。
電波系メディアの幅広い世代への瞬発力は、Webにないメリットと言えます。
常に大量の人達に大きく見られているメディアであるため、たどり着かないと見られない、意識しないと見逃すことが多い、Webメディアより格段に強い瞬発力があります。
最近は、視聴母数が大きいYouTubeも大きな効果があると思います。YouTubeの冒頭5秒に入るCMのほとんどが、商品やサービスの認知のために行われていると思います。バナー等のディスプレイ広告の効果が疑問視されるなか着実に数を増やしています。
しかし、TVのように幅広い世代への瞬間的な認知促進に比べると瞬発力はまだ低いと思います。しかし、母数が圧倒的な上、対象とするユーザー(セグメント)に対して継続的かつ効率的に認知促進が行えるため、現在多くの企業がYouTubeへ広告投資を行っています。
検索流入(SEO)で認知を広げたい場合は、常に自社の商品群の対象となるユーザーを集めておく(対流させておく)必要があります。
一般的なのは、コンテンツマーケティングになります。自社の商品を紹介すること自体がコンテンツになると効果的です。
先にも記載しましたが、自社のサイトにユーザーにとって有益な情報を掲載して、google検索にインデックスされ、上位に表示される必要があります。
商品の情報そのものが、ユーザーにとって有益な場合もあり、検索でインデックスされるコンテンツと商品が密接に結びついているため効果的です。
有益な情報とは、大抵の場合は解決策(ソリューション)になると思います。
多くのユーザーにとって存在する、何かしらの「課題の解決策の提供」を行うことで、検索上位にインデックスされ、課題について検索したユーザーがそのインデックスされた項目をクリックすることで自社のサイトに流入が発生します。商品そのものが何かしらの解決策になっている場合、商品販売ページの情報そのものが解決策となる場合もあります。
例えば未就学児向けの商品を販売している場合、
今トレンドの「幼児教育無償化」についてわかりやすく解説しているページは検索上位にインデックスされやすいです。
「幼児教育無償化」の記事を読みにくるユーザーに対して、自社の商品やサービスをアピールすることができます。
また、「ランドセルの選び方」等は、毎年、夏休みや年末に検索数があがります。
ランドセルの選び方について、他には無いユーザーにとって有益な解決策となるコンテンツを掲載しておけば、毎年同じ時期にユーザーの流入を得ることができます。
この時期に、このコンテンツ上でランドセルに関連する商品をPRすれば、より効果的にユーザーへの認知促進が促せます。
次回は、「理解→検討」フェーズに対する、効率的な手段の選択と利用方法について検討したいと思います。