これは現実に存在した真実なのだろうか…
それとも巣食われた脳裏におこる記憶の残骸だろうか…
その時、いったい何が起こったのか…
あわよくば、何も起こらなかったと信じたい…
これから残骸を集めてみることのするのだが、途中まではただの個人的な過去話である。
あれは6,7年前のことだろうか。
近くの家電屋でタブレットパソコンを買った。
昔DTMをやっていたこともあり、それまでは「マッキントッシュ」を使っていたのだが、やはりWord・Excelはできたほうが良いだろうし、仕事用にWindowsが欲しかったというのもあって、それならということで、ライトなタブレットパソコンを購入することにしたのだった。
だが、まだタブレットパソコンが出始めた頃でもあり、スペック的にこれはパソコンなのか?といった感じがあった。CPUが2コアなのはともかく、メモリーが1GB、HDDが80GB、というのはさてどうしたものか。
私がパソコンを初めた頃のCUIしかなかった時代のスペックからすれば、それはそれでも、確かに贅沢極まりないものでもあるのだが。そのはじめた頃のパソコンは、たしか、メモリーが2MB、HDDなし(BIOS以外はFDで起動させる)、CPUは?、よく覚えていない。
ちょうど更新のあったWindows10はなにか重い、ということも言われていた頃であったので、すこし店員に聞いてみた。
私 :「ややHDDの容量が少なくはないでしょうか?」
店員:「どのようなご利用でしょうか?」
私 :「Word・Excelとインターネットができれば…」
店員:「それなら大丈夫でしょう」
私 :「スマホではネット画面が小さすぎて…」
店員:「そうですよね」
今、考えるなら分かるのだが、ノートPCだろうがタブレットPCだろうが絶対に、容量第一で考えるべきではなく、SSD等ランダムアクセスが可能なものが付いているものを選ぶべきだ。
すべての間違いはここから始まったのだった。
当時、ブラック企業で働いていた。