何の話やねん!って話ですね。
20代の頭らへんの頃です。知り合った年上(その時で32歳?)がいたんです。仮にAさんとしておきまさ。
Aさんとと何度かご飯に行き、何回かデートを重ねる内に、Aさんの家に行くことになりました。
特にえっつぃなコトをするわけでもなく、音楽を聴きながら仕事の話とかしてました。
AさんはZARDが好きで、ずっとZARDを流してました。ZARDって良いんですよ。会話の邪魔を一切しないんです。
ボクはZARDの「永遠」って曲が好きだったのでその話をしました。
するとAさんはこう言いました。
「太狼丸ってまだ20代そこそこやんな?あのなぁ、永遠はなぁ、20代の終わりらへんでメッチャ滲みてくるで。」と。
何をおっしゃってるんだろう…
その時は本当に分かりませんでした。言うて20代前半でしたから。
その後、Aさんの海外赴任が決まりました。ボクは関空まで見送った時のことを今でも覚えてます。
Aさんが荷物を預けて、2人でラウンジに行きました。
A「わざわざ見送りとか良いのに。」
太「いや、自分がしたいからしただけなので、気にしないで下さい。」
A「何か、ゴメンな。」
太「何がですか?」
A「何か、中途半端な感じで終わったよな。」
その時、はと気がつきました。もうAさんとの関係は終わるのだと。お付き合いしてる訳でもなかったのですが、無性に寂しい気持ちになりました。
太「いえ、そんなことないですよ。また日本に帰ってきたら声掛けて下さい。ぬるいコーラ飲みながらZARD聴きましょう。」
A「せやな。」
そういうと、Aさんはボクの頬にキスをしました。手も繋がなかったし、本当にプラトニックな関係だったので驚きました。
そのまま、ボクは入国審査に向かうAさんを見送りました。Aさんが見えなくなった途端、恥ずかし気もなく関空で1人泣いていました。
今となっては切ない恋の話なのですが、まぁ切り替えが早めなボクは割とすぐに立ち直りました。
数年後、20代の終わり頃にZARDのベストアルバムが発売されたので購入。
永遠が入っていたので、久しぶりに聴いてみることに。
あの時のちょっとした恋がこれでもかと脳内を駆け巡ります。
大人の恋って、こうなのか?これが大人の恋なのか?
未だに答えは分かりません。特に未練がある訳でもありません。ですが、あの時の気持ちはきっと死ぬまで少し切れ端として頭の中に残っていくんだろうな、そんな気がします。
最後のサビの歌詞だけご紹介しますね。
君と僕との間に
永遠は見えるのかな
この門をくぐり抜けると
安らかな
その腕にたどりつける
また夢を見る日まで
話題は変わって。
前回の記事で、みなさんからいいねとか色々いただきました。ありがとうございます😊
ここの使い方がイマイチまだ良く分かりませんが、どんどん絡みましょうね。
では、また。All my best.