同じような空はいくらあっても同じ空は無いし、木々も生き物も自分も生きているから全て変化し続けている。
近くの山にはネズの木がある。
ネズの木も海外の西洋ネズとかいろいろあるそうだけど、実はジュニパーベリーとしてスピリッツのジンの香りづけに使われるそうな。
海外のジュニパーとは違うかもしれないが、沢山実っていたネズの木から採取して35℃の焼酎に付け込んだこともあったな。和製ジンもどき。
ネズミさしとかネズコとかいう人もいる。ネズコはネズの木を製材したものかなと勝手に理解。ネズミさしはとげとげしているから、ネズミの通り道や、ネズミが近寄らないように枝ごと切り取ってきて敷いて使ったようだ。
実を焼酎につけたときに、沢山のネズを感じたかったのでとげとげした葉も一緒に漬けた。なんとなく風味や味もジンぽいと言われればジンかもしれないような感じがした。
ネズの木で調べるとグリム童話でも出てくる。
グリム童話のどの話がゆうめいなのかな。
枯れている桜の木の幹にカワラタケのようなキノコがびっしり。
自分が知っているカワラタケは深い濃い紺のような青い物が多いが、これは白っぽい明るい色。存在は昔から知っていたけど、写真撮ったり、じっくり観察するのは初めてだ。身近によくあるキノコは図鑑調べてみる価値ありだな。
メシマコブやサルノコシカケなどのマンネンタケ科のキノコは腫瘍を消すと昔から言われているし、中でもどのキノコがそのパワーが多いとか少ないというデータも今ではあるようだ。
40センチを超えるニワウルシの穴もあった。
ロープのようにねじれたフジツルもしっかりと絡んでなんきん縛りしたときみたいにピーンと張っていた。
木の穴を見つけると中に何か住んでいないかな?とかワクワクする。
パット見はわからないけど、小さい生き物はたくさん住んでその中では小宇宙のような世界がひろがっていることだろう。
ぱっと人が見ただけではわからない世界も無限宇宙ですからね。
絵本とかに登場させても面白いかも。
じっくり見る時間も充実。