
5月初旬、山菜は標高1000メートル付近から上はまだまだ採れる。
連休や祝日は道も混んでいるし、山へ入る人もたくさんいるかもしれないので、
交通事情なども含め、採りに行くなら休を避けた平日にと思っていたら、丁度今日のの晴れ。
目当てはコシアブラ。

山の中は険しく、熊が出てもおかしくない。というか生息している場所に行くのだから、サクッと時短で帰ってくるつもりで行った。
今までは目線の高さや少し見上げる程度の位置にあるコシアブラばかりを追い続けてきたが、
いつも取りに行くポイントは小さなコシアブラの木がたくさんあるため、芽をとってしまうのがかわいそうに思えるような小さな木をさけると収穫が少なくなる。
山の中で少し考え、小さな木がたくさんあると言う事は、周囲には大きな木があり、その木に花が咲きたくさん実をつけ、種がたくさん落ちるからこそ周辺にから種が落ち小さな木がたくさん増えたのだろうと思い、
周囲の上に目線をやり観察してみた。
真上の空を見るように上ばかりを見てみたら大木がたくさんあるではないか。
3メートルほどある大きく育ったコシアブラの木は目線の高さには枝が少ないため、上を見ないとほかの木々に紛れて見つけにくい。
目線の高さの見つけやすいコシアブラは誰かにとられているものがあったりするが、目線より上の高いものは手付かずで残っている木がほとんどで、
ありがたく必要な分を収穫できたので。
今までの目線で遠くまで動き回らなくても大きな木を見つければ、たくさん採れる。
綺麗な緑色

お世話になっている人に少しおすそ分けしたり、
天ぷらにして、そばを茹でて、
山菜天ざるそばにして食べたい。

昼間の月も眺められて良い日になった。

目線や視点を変えることによってあらゆることがその後の結果に影響する。
分かっちゃいるような事だけど、
ただそれだけのことで物事がサックっとうまくいくことも無限にあることを改めて実感でき、
山菜収穫以外にも何かを得たような気分になれた。
ありがたく野性の恵みを頂きます。










