
草花が花を咲かせたり成長してきているので、家の敷地をぐるっと回ってみた。
家の裏の畑は、10年以上前から1度も畑を耕したことがない。自然に少し近い感じの畑にしている。
菜の花が咲いていた。多分野沢菜の花だと思う。
花を咲かせた後種になり、種が勝手にこぼれ落ちる。落ちたところから勝手に発芽し、また野菜になる。畑をひっくり返さない限り、そのサイクルはこの先も続いていくのであろう。種を採って捲く必要もない。植物が勝手にやっているサイクル
好きなところに勝手に生える。大事にしたければ、草が茂ってきたときに周辺の草を適当に少しだけ刈るだけ。
茶色くなったナッパの葉が地面に落ち、地面を枯葉が覆うので、他の草も生えにくい状況が今。
葉は茹でたり炒め物にしたりして食べたい場合には全部千切らずに、少しずつ取っていけば枯れることもなく花を咲かせ種になるだろう。
塀の横は、日中の半分は日に当たらない半日陰。その状況を好みそうな、適したようなものを育てるにはちょうど良い。
行者ニンニクの葉も出ていた。まだ小さいが葉が2枚になるので、大きくなったら片方の1枚だけをちぎって、細かく刻んで1時間程度醤油で、漬けたものをご飯にのっけて食べると最高にうまい。
冷奴に乗せて食べるのも好きだ。
手間を惜しまなければ、秋にかけて、茂ってくる鶴草などを除去してあげる。行者ニンニクが茂ってきたら、1本1本を離して、土に埋めてあげると、年々細くなっていく行者にんにくも、生き生きと太く育つ。一度植えてから一度も肥料なども与えないで今に至る。
三つ葉。
山から抜いてきて、移植して何年も経つもの。良い香りがして市販の三つ葉とは別物と思えるくらい。
茂ってくると大量に収穫できる。夏場は別の食べ物もたくさんあるため食べ切れない。
毎年同じ場所に生える。たくさん採れるのでおひたしにしたりもできる。
のびる
山から抜いてきて、庭のあちこちにボーボーと生え出す。野生のネギといった感じ。
呼び名は各地方により異なるよう。ノビル、ノビロ、ネンビロその他・・・
青い葉の部分はみじん切りにして納豆にかけたり、大量にみじん切りにしたものを丼へ入れ、鰹節と醤油で混ぜ合わせたものをご飯に乗っけて食べる。
根っこは丸形のらっきょうのような、野生のラディッシュのような感じ。辛味があるので、根の部分は梅酢漬けにしたり醤油漬けや味噌漬けにも向いている。
生のまま味噌をつけて食べるも良い。
ニラも、のびる同様にどんどん増えてくる。春に出てきた柔らかいニラを一度刈ると、次は痩せ細って出てくるが、秋になると春と同様、生き生きとしたしっかりとしたニラが生える。
勝手に増えてくるので食べ切れない。
そこら辺を探すとごぼうが変なところから生えていたりする。
ゴボウは掘らずに成長させ続けると3mを超す。アザミのような花が咲き種になる。
成熟し、枯れたゴボウの木を切り倒しただけで種が散らばる。
発芽し、またゴボウにありつける。
食べれるものはいくらでも身の回りにあることに気づく。
真冬の雪が積もってしまった時は、気軽に畑に行って掘り起こして取ると言うようなことができないかもしれないが、
雪の下では様々な食べれる物が春に向けて成長し始めているのだろう。
その土地にあったものとは、どんなものか、寒さに耐えられるだろうかなど、土地に合いそうな食べれる物を少し勉強して、全てを食べ尽くさず、ある程度放置しておけば、
あまり関わることがなかったとしても、生きるものは勝手に生き、トータル食べ物の楽園になっていくかもしれない。
去年ホームセンターで安売りしていた南高梅の木。
知らぬ間に花が満開。
買ってきたときは、頻繁に水をやったが、それからは草が茂ってきたときに周辺の草を気になった時に少し刈るだけ。
数年もすれば、木の上が伸びすぎて、
それ以上大きくならないために伸びすぎた部分を選定することになるだろう。
梅も全部収穫せず、完熟のまま実を残しておけば自然に地に落ち発芽して木になる。
南高梅を収穫し、梅漬けを作りお茶漬けにしたり、焼酎の梅干し割りを楽しんでみたい。
人間が決めた法律で、種を採ってはいけないとかなんとか言っても、鳥は種が好きで種をついばみ、好きな場所へ行って排泄し、そこで発芽し成長する。
外来種の植物がはびこるからあの草はいけないとかなんとか。
夏野菜のピーマンやトマト、芋などその他多数の野菜ももともとは南米大陸などの植物だったようだし。だとすると大半の野菜も元々は外来種だったりするかも。
その土地でいいように成長したらよいかもしれないと思う。
その辺に生えてくる何かしら。
選んで食べれるとは贅沢だなあ。
欲があるのでこれからもコツコツ投資して品目をふやしていきたい。