どうも、リアルで介護教員をやっているものです。
面白いニュースがあったので引用しながらお届けしたいと思います。
ブロックチェーンと言えば、仮想通貨(暗号通貨)と言う印象が強いですが、物流との相性が抜群なのです。
輸送にまつわる業務のほとんどは、今でもデジタル化されておらず、大量の紙に依存している。原産地証明書、請求書、保険証書、船荷証券などの書類の多くは紙であり、書類業務が輸送コストの2割近くになると言われる。
このため、サプライチェーン(原材料の調達から製造、物流、販売までの一連の流れ)上のデータは、著しく不完全だ。
サプライヤーが注文品をすべて発送したか否か、貨物船が予定通りに出港したかどうかなどを、正確に素早く把握するのが難しい。とくに商品の輸送中に関しては難しい。
また、サプライチェーン上で行なわれる違法な行為の調査や責任追求をすることも難しい。https://diamond.jp/articles/-/194695?page=2
▲まだまだ現状として、紙ベースでやりとりされているため、輸送に関わる情報の管理が困難を極めているようす。
ブロックチェーンを用いれば、改ざんできない情報を記録できる。
これを物流に利用するための試みがされている。事業者や価格、日付、位置情報、品質など、サプライチェーンの管理に必要な情報を登録するのである。
1社が台帳を占有したり、誰かが自分にとって有利になるようにデータを書き換えることはできない。
とくに重要なのは、複数の機関で書類を共有する場合だ。
必要書類をデジタル化してブロックチェーンで管理すれば、記録にはタイム・スタンプが押され、それらが時系列的に記録してされていく。
こうして、商品に関するすべての取引が、改ざんできない情報として残される。https://diamond.jp/articles/-/194695?page=2
▲ブロックチェーンは後から改ざんできない仕組みなので、ブロックチェーン上で書類のデータを保存・管理することで、商品の取引の証拠として残していくことが可能になるわけですね。
(1)トレーサビリティ、透明性、可視化の実現
関係者全員が、任意の時点で商品がどこにあるのか、誰が所有しているか、どのような状態にあるのかを世界規模で瞬時に把握することができる。
たとえば、顧客が冷蔵庫を購入すると、そのデータを製造業者のみならず、部品製造業者から輸送業者に至るまで、すべての関係者が、小売業者が入手するのと同じタイミングで入手できる。
(2)品質向上とコスト削減
商品の原産地をブロックチェーン上で追跡できるようになると、コストを削減し、リスクを低減させることが可能になる。それだけでなく、生産と流通の品質水準を向上させることも可能になる。
こうして、廃棄品や損傷品、不良品が減少し、不正や盗難、偽造を減らすことができる。
(3)予測可能性の向上
商品がいつどのような状態で到着するかをより正確に予測できる。
(4)スマートコントラクトによる自動化
「スマートコントラクト」とは、特定の条件を満たしたとき、契約を自動で実行することができる技術だ。
これをブロックチェーンで実行すれば、たとえば、商品が届け先の港に着いたときなどに、送り主への支払いを自動的に行なえるようになる。https://diamond.jp/articles/-/194695?page=2
▲ブロックチェーン技術を活用すると、各関係業者が商品の情報をリアルタイムで共有することができるため、商品管理が適切に行なえる。そして、コスト削減や不正の防止にも繋がるのですね。
みずほ情報総研は、2018年9月、ローソンと共同で4月から8月まで、ブロックチェーンを用いた「個品管理プラットフォーム」の概念実証(PoC)を実施したと発表した。
コンビニエンスストアで扱う食品の原材料の調達から配送に至るまでの一連の流れ(サプライチェーン)に関する情報を、ブロックチェーンを用いて集約する。
消費者、メーカー、卸・物流事業者、小売業などが、食品がどこで作られ、どこに運ばれ、どの店で売られたのか、消費期限はいつかなど、食品の品質に関する情報を手軽に確認できる。これにより、生産性改革や安全確保などが期待できる。https://diamond.jp/articles/-/194695?page=6
▲ブロックチェーンは知らず知らずのうちに我々の生活を支える技術になっていくのですね。とてもワクワクします。
ブロックチェーン技術は仮想通貨に限らず、物流業界にも活用されはじめていることがお分かり頂けたかと思います。
日本人は知らないことを「怪しい」とか、「胡散臭い」と感じやすい人種だと言われています。仮想通貨が最たる例でしょう。ただ、ブロックチェーン技術が物流を含む実社会で活用されはじめると、ブロックチェーン技術の真の価値に気付く人が増え、仮想通貨(暗号通貨)のイメージも変わっていくのではないでしょうか。
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