ド素人の妄想なのですが、地方と暗号通貨は相性が良いとあるときから勝手に豪語しています。
理由は複数ありますが、既存の通貨がバリバリ幅をきかせている東京が、ポッと出てきた草コインなど相手にしないだろうとなんとなく思うからです。
もし自分が日本円で億万長者だったとしたら、別に暗号通貨に興味をもたないと思います。だって別に円でコトが済むから。個人のレベルだけでなくとも、東京という経済圏で考えても、現行の円の制度でうまくまわっているのであれば、別に不満はなくこれからもまわしていくでしょう。
一方で、地方はどんどん経済が縮小していき、しかも物理的に離れていれば東京と勝負しようにもコストで勝てず、不利な状況にこれからも追い込まれていきます。
今まではその状況を指をくわえて眺めていることしかできませんでした。上京ってカッコ良いなぁ、ピカピカのビル群を忙しそうに駆け回るのかなぁ、芸能人にすぐ会えるのかなぁ、なんていう感じでした。
ところが、今は状況がかなり違います。
地方に行ってもインターネットは光だし、相当僻地で暮らさない限りはAmazonでお買い物ができてしまいます。
そして、そこに新たなインフラを構築できるブロックチェーンという技術が台頭してきた。かつては巨大な組織力で担保していた信用制度自体を、全く別のロジックで担保できるインフラが独自に構築できるようになってきた。技術的に。
世間にまだ浸透していないものの、このインパクトはとても大きいものだと思います。
こういう新しいインフラに転換するときには、既得権益がいない方がスピード感をもって進化できることは歴史の中で何度も繰り返されてきました。
政治も経済もガチガチで、経済危機にお肉券が配られそうになるほど特定の既得権に縛られた日本においては、よりリープフロッグしやすい:すなわち、障壁が少ないのは余白の多い地方なのではないかなと思っています。
現状に満足していれば、別に何か新しい仕様を取り入れる必要も発想も必要ないわけですが、不便や不満があるからこそ、その解決策や新しい形への需要・期待が高まっていくというわけです。
ただ、条件的にはチャンスがありそうとは思っても、実際にそれがうまくいくかどうかは別の話。。
もちろん、地方で暗号通貨なんてワードは1ミリも話題に上がりませんし、インターネットでお金をやりとりするなんて問答無用で危ないと判定されることは間違いないでしょう。既得権益とは違う、コンセンサスが全く得られないという意味でのハードルは非常に高いです。
でも、実際に暗号通貨で幻のポンカンを取引してみたら、地方でできないことはなかったし、可能性はグッと広がっていきました。
要は、やってみてじわじわ広げていくしかないということだと思います。少しずつでも。
そう考えるとワクワクしますよね!
てらけん