分散型動画共有サイト(https://bit.tube/)の運営だったり、ウェブ閲覧によるマネタイズやらVPNやらAdblockが入ったブラウザ拡張の開発だったり、デビットカードを作ったり、最近では銀行および取引所のライセンスを取ったとか、中々精力的に活動している暗号資産プロジェクトのBitTube(https://bittubeapp.com/)ですが、最近になってまた新しいサービスを提供しはじめたようです。
AirShare powered by BitTube
AirShareはオープンソースのストリーミング型Peer to Peerである、WebTorrent(https://webtorrent.io/)をベースにしたファイル共有サービスです。
使い方はとっても簡単で、Select file to uploadを選んで共有したいファイルを選択してアップロードすると、その後URLが生成されるので、それを渡したい相手に渡すだけでファイルがダウンロード出来るようになります。
特徴なのがファイルを渡す側がブラウザタブを有効化している間だけファイルがダウンロード可能になっており、タブを閉じたり無効化するとファイルはダウンロード出来なくなる仕組みとなっています。
これにより、クラウドストレージサービスのサーバーを使用せず(つまり検閲無し)、瞬時にピアツーピアを使用してファイルを共有することが可能です。更に、これは無制限にファイルを誰とでも共有することも出来るので、非常に手軽です。
AirShareはパフォーマンスが最適化されており、標準のWebTorrentコードベースよりも軽量です。
また、生成されたすべてのURLハッシュ(#記号の後の文字)は、instant.ioなど他のWebTorrentベースのクライアントでも使用できます。
BitTubeによると、AirShareシステムを開発した主な理由は、次期にBitTube Social Hubプラットフォームの開発を予定(第2四半期末ごろ)しており、他のSNSなど上位のコンテンツよりも多くの自由と追加の保護層提供を目的としているとのことです。
それに加え、どのプラットフォームにも違法なものや著作権、ガイドラインに違反するなど、特定のコンテンツを含む投稿を削除する理由および権限がありますが、BitTubeは検閲による削除をしない代わりにコンテンツの説明責任をユーザーへ移転させ、それによって自由を与えています。
ただ、いくら自由と言っても違法なファイルなどは当然厳禁ですので、ちゃんとした目的で使いましょう。
今もなお徐々に発展しているBitTubeプロジェクトですが、今後にも期待したいですね。
2019/05/09 追記
本文とは直接関係ないですが、最近はブラウザも作ってるようです。
BATブラウザと競合しそうな感じですね。
2019/06/10 アイキャッチ追加