「いいね」の活用法に関して考えていると、一度はここに突き当たり、
「いや、それはいくらなんでも酷かろう」と自分の中で打ち消すのですが
やはり、また浮かぶこのアイデア。
今回はこちらについて考えてみます。
ALISはブログにおける「いいね」の重要性を認識しています。
そこから、ブログを書いた人のみならず、それを一番早く「いいね」した人に対し報酬としてALISトークンを配布し、その割合は当該記事の価値が高くなればなるほど大きいものになります。
つまり、いちはやく「いいね」をした人はその「目利き」の腕を買われて報酬をもらえるのです。
ここで懸念される点が一つ。
「いいね」の乱発です。
私がホワイトペーパーを読んだ時点では、こちらについてALIS運営は、「文章を読むのには時間がかかる、よって、時間の経過がない「いいね」は無効である」という意味合いの事が書いてあったと記憶しています。
しかし私はそれに対し、
文章は短文でも意味深いものがあるし(cf.あいだみつを)
動物の写真主体の記事などでは、閲覧時間は短いことが予想される。
であれば、時間でいいねが無効か有効かを判断するという基準は良い手とはいいがたい
と書きました。
今でもその考えは変わっておらず。これはALIS運営にもっと良いアイデアを求めたいところです。私も考えます。
さて、いいね乱発よりも実は深刻な問題があります。
自分は良いと思ったものが、世間に受け入れられない問題です。
評価をされないだけならいいのです、自分がいいねをしたのは、自分が良いと思ったからしたのであって、それに対する報酬が低いのはまだ納得がいくでしょう。
しかし、いいね乱発に対するペナルティが実施されると話は別です。
いいねを押すのに慎重になると同時に、活気は失われるでしょう。
同時に、思想論争が生まれる可能性があります。
「この記事は良いのだ」「いや、良くないのだ」という価値観に対する論争です。
ペナルティが行われるとすればそれに対して弁明が行われるでしょうし、納得がいくことは少ないでしょう。
この点、私の老婆心ゆえの勇み足が買った記事内容だと思います。
しかし、改めて
いいね乱発に対して、くだらない記事にいいねをした、という理由でペナルティを課すのはあり得ない方策だとメモしておきたいと思います。