表題から、多くの方が想像されたでしょう。
「使いどころがあるんじゃないか?普通のデーターベースで良いんじゃないか?」
それも一つの論点で、多分常識的な回答です。
業務システムにブロックチェーンを使う場合は、業務そのものを精査してブロックチェーンでないと駄目なところに対して使うのが今は良いのかなぁ?と私も思います。
世界銀行もオーストラリアでブロックチェーンを使って債権を発行しましたし、証券会社で運用の一部をブロックチェーンを利用することでコスト削減に寄与したというニュースもあります。
最初はコスト削減の方向で導入されると思います。経営者の説得がやりやすいので。なぜやりやすいのかというと、コスト削減の方が数字がクリアに出やすいからです。経営者の説得はマイナスが減るか、プラスが増えるかで提案をしなくてはいけません。
そんな、ブロックチェーン(個人的にはDLTの方がしっくりきます)を業務に導入する事に関する話です。
現状の常識な手としては、冒頭の通りです。
一方で、何が当たるかはわからないので色々やってみるのが良いと私は思っています。いろいろやっているうちに思いもつかなかったような使い方が出てくるかもしれません。当たれば先行者利益を取れるはずなので非常に有利です。
ブロックチェーンを業務に使う、という文脈では規制はあまり関係がないように思えます。冒険できるんじゃないでしょうか?
そして、意外と見落とされがち何じゃないかなぁ?と思っている点があります。それは、既存システムにおける中間業者を撤廃する言い訳に使えるという点です。
生々しい話ではありますが、良くある話です。
「新しいシステムを入れるんです、業務フローが変わってしまって。申し訳ないけど御社との取引は今回で。すいません。また何かありましたら、えぇ、はい。どうもすいません。」
こんな感じ。
システムや仕組みの刷新は最適化をかけやすいタイミングです。
ブロックチェーンが必要とされるシステム、例えば金融・貿易関連は古い「継ぎはぎシステム」が多いと言いう話を聞きました。
そういうシステムは、システムの構築自体では利益を出さずに、毎年のちょっとした修正や、機能追加、制度や規制への対応作業で利益を出すんです。
コピー機屋のビジネスモデルを思い浮かべていただければいいかな?と。
それらが割に合わなくなってきた場合、システム刷新の名目で切られる人はいるかもしれません。
これはAIでもいえることです。
巷では「おバカな何も知らない経営者が時代に乗って「AI、AI」と騒いでいる」と。まぁまぁ手厳しいご意見があります。
わかってない人もいれば、そうでない人もいるんじゃないかな?
そういう場合は、何か意図したところがあるんじゃないかな?
と思ったりしました。
ではでは
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