久しぶりにALISに記事を書きます。
誤謬(ごびゅう)とは勘違い、間違いのことです。
先日フランス政府が仮想通貨のキャピタルゲイン(仮想通貨価格の値上がりによる利益)に対する税金を19%と報じた記事がネット上に上がりました。
複数のソースを参照するとわかるのですが、こちらは伝え方に問題があり、正確には19+17.2=36.2%の税率になったというものです。
17.2%分は日本だとなじみのない社会保障関連の税金だそうです。
和訳に当たり速報性を重視するために間違ってしまうことはままあることです。
しかし、真実性を重視するALISでは、そのような事が起こった場合にどのように対処すべきでしょうか?
いくつか論点があります
まず、単なる和訳記事であれば、それは明らかに間違いなので何らかの調整が入るべきだと思います。例えば「いいね」の取り消しです。
次に、そこから発展して日本の税制改革にあたる記事の場合、日本の現状の税率(住民税合わせて最高55%)よりも低いのは確かですので、それを踏まえると、一定の評価があげられてしかるべきなのかもしれません。
しかし、それが総合課税や累進課税の観点が欠けていれば全くの誤謬ということになります。
私自身、いついかなる時も、どんな分野でも正確な記事を書けているかというとYESとは言いずらいのです。
真実性を追求するというコンセプトはとても良いものです。
だからこそ、誤謬が生じた時の対応を考えておかなくてはならないと考えます。