※ご注意※
ALISは、運営チームが一番興味深い件w
の続きです。上記記事を読んでいない方は先に読まれることを強く推奨します。
(1)で書いたとおり、運営とユーザーの情報格差が非常に小さいALISのコミュニティなのですが、Discordもやっておりまして。ここで緊密なユーザーコミュニケーションを行っています。
Discord上で質問すると即座に回答が返ってきますし、それだけではなく、今後の方針を決めるような重要なミーティングにも、普通にユーザーを巻き込んできますw(Discordのチャットを使う)。また、AMA(Ask Me Anything:何でも質問していいよ)イベントも度々開かれます。
...このように、ALISプロジェクトの実態は、会社というよりも、むしろNPOに近いかもしれませんw。ALISのメンバーが最終的な決断をする立場にありますが、そこに至るまでの各工程に、ユーザーのボランティア活動が深く関わっています。というか、そういう活動無くしてはALISは成り立たない感じですw。例えば、御朱印もそうです。
一部トピックが解禁されて思った事(グルメ&御朱印)
でも書いた通り、ALISに投稿できるトピックが一部解禁されたのですが、解禁するトピックに「御朱印」を選んだ理由からして、ユーザーの協力なくして出てこなかったアイディアです。詳しい経緯は知らないのですが、もともとはAMAイベントで出た候補の中の一つだったはず。
そして、その後の御朱印ネタの盛り上がり方もユーザーの協力無くしてありえない感じですからね。動きが早くて全然フォローできていないのですが、「ALISが独自発行する御朱印帳を作ろう」とか、「御朱印記事を英訳してグローバルに発信しよう」とか、いろいろアイディアが出てきていまして、実際に各種活動が動き出しています。
これは全く予想外の動きだと思いました。ALISのユーザー属性を考えれば、御朱印という極めて土着的で古臭くてテクノロジーとは対極に位置するネタに興味を持つ人が多いとは思えませんからね。ところが一度、御朱印というトピックがフォーカスされると、それに飛びつくユーザーが沢山出て来るんですよ。もちろん、触発されて新しく御朱印の事を調べる人も多いですけど、もともと旅行が趣味で、その一環として御朱印も沢山所有している方などもいらっしゃる。
参考 → https://alis.to/articles/recent?topic=gosyuin
この動きは、「コミュニティ作りとは何か」という観点からも非常に興味深い事例だと思っておりまして、今後も自分は継続的にウォッチする予定です。大事なのは、これはユーザーが自発的に盛り上げたというよりも、ALISの運営チームが築き上げたユーザーとの強固な信頼関係があってはじめて可能になった事だと思っています。その辺の話については長くなるので、ここでは割愛します。そのうち別ページでUpする予定です。