
Solaの感想の続きです。その後、Solaでは事件がありましてね。なんと、APの扱いが取りやめになってしまったんですよ。
この事件をきっかけに自分は急激に興味を失ってしまいました。とは言え、Solaに対するいろいろな疑問を解消しないまま離れてしまうのも悔しかったのでw、Solaオフ会にも参加してみました。そして、ベテランユーザーとお話させていただいたところ、Solaを決定的に勘違いしている事が判明しました。
まず、Solaをブロックチェーンと関連付けて考える事が間違っていると思いました。Solaは何を目指しているのかというと多分、
なのですよ。少なくとも現在の状況はそう見えます。そして、そういう世界を実現するために役に立つかも知れないという事で、SOLとAPが試験的に導入されただけの話で、いろいろな理由で差し戻しという事なのですよ。そもそも、SolaはSOLやAPという概念がなかったPlagがベースなので、昔からのユーザーから見れば、単に先祖返りしただけという事ですね。
今回、先祖返りをした(APが廃止された)理由は、App Store Review Guidelinesに違反する可能性があるからという理由が大きいとは思うのですが、もっと根源的な理由は、思ったほどウケなかったからなのではないかと邪推していますw
なぜならば、Solaオフ会で先輩ユーザーさんに聞いてみたところ、APの評判はあまり良くない感じだったのですよ。なぜならば、APが導入された事で無制限にエンドースする事ができなくなってしまったからです。Solaの前身であるPlagは、基本は「エンドース」の文化なのです。逆に支持できない(拡散したくない)と思った内容だけ「スキップ」するというやり方。
ところが、Solaになった途端、文化(作法)が逆転してしまい、基本は「スキップ」になってしまったわけです。自分が持っているAP内で「エンドース」しなければならないわけなので、常にAP残量を気にしながら使う事になります。途端に面倒臭くなってしまったのです。つまり、Plagの良さ(気軽さ/緩さ)が失われてしまったと感じている人が多い模様。
もちろん、その代りにSOLという仮想通貨を稼げるというインセンティブが発生するわけですが、そのメリットよりも、従来通りの方がギスギスしていなくて良い、という考え方だと思います。
ここで自分は気がついてしまったのです。SteemitやALISは、そのギスギスしがちな世界をギスギスさせずに成立させるにはどうすればよいのか、という社会問題解決型のSNSなのですよ。ブロックチェーンという新テクノロジーを使ってなんとか解決できないものだろうか、というSNSなのです。自分はそこにワクワクしているのだという事に気がついてしまったのですよ。
一方、Plagが目指しているのは、前述した通り、SNS疲れしない程度のゆるい繋がりのInstagramなのですよ。目的意識が決定的に違うわけで、それがこの結果の違い(AP廃止)に現れていると思いました。
もちろん、どちららが良い悪いではないです。ですが自分は、テクノロジーとして新しさがないものに対してはあまり興味を持てない人なのでw、Solaを続けるモチベーションを持ち続けるのは難しいかな、と思ってしまいました。スミマセン。m(_ _)m
[2018/06/18追加]
その後、こんな記事を読みました。
なるほどね、Plag(Solaの前身)もSteemitもALISも、「本当に価値のある情報が流通していない」という問題意識は共通しているわけですね。ただし、その問題を解決するために、SteemitとALISはインセンティブを設計し直すという方法を取り、Plagは余計なインセンティブを徹底的に排除するという方法を取った、という整理ができますね。
Plagはそういう方針であったという前提でSolaを見ると、SOLという余計なインセンティブが混入してしまった感は無くはないですね。お金儲けインセンティブこそ徹底的に排除すべきものだったのに、仮想通貨の誘惑に負けて余計なことをしてしまったと言えるかも知れませんw。それでは結局従来のSNSの二の舞になりかねないわけなので差し戻した(Plagの仕様に先祖返りした)という事だったり??










